義家弘介の発言 (少子高齢化・共生社会に関する調査会)
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○義家弘介君 自由民主党の義家弘介です。
今日は副大臣の皆さん、そして省関係者の皆さん、心から感謝します。
その上で、私からは四つ質問と、そしてお願いをさせていただきたいと思います。
まず一点目なんですけれども、今年度から始まった、地域再生とか地域コミュニティーの充実のために放課後子どもプラン、これが始まりました。その中で、私自身も全国多くの学校を訪問しているわけですけれども、一学校十八学級規模で一学校当たり四百四十万ほどの予算が組まれて、そして交付税措置として各自治体に渡されているわけですけれども、現実にはこの放課後子どもプランが進んでいないという実態があるんですね。
昨日もある県に行って関係者の方々と意見交換をしてきたんですけれども、まず行政側が二の足を踏んでいると。その理由も幾つかあるわけですけれども、まずはよく理解していないというところがまず一つ、それから従来行われてきた学童保育とのバッティング、これによってなかなか本来の形での放課後子どもプランというのが進みにくいという実態、そういった声を非常に聞くわけですけれども、意義のある活動だと思います。
こういう形でどんどん共働きの、あるいはやることがない子供たちにいろんな目的意識を持たせる、学校が地域コミュニティーの中心になっていく、これを進めていくためにどのようなこれから周知徹底、そしてこれ実現に向けて動いていくのか、是非、文部科学省そして厚労省も含めてお聞きしたいと思います。
続いて、二点目ですけれども、高齢化社会の中で一つ、私自身はこれ議論が抜けているんじゃないかなと思うことが一点あります。それは、少子高齢化社会を支えていくのは一体だれなのかということです。
現在、三三・七%の年金未加入がありますけれども、私は今大学で教鞭を執っていますが、私の教えているゼミ生及び授業生に年金問題について質問しました。その中で、年金の掛金が一万四千百円と知っている学生は一〇%未満です。さらに、免除手続というものをしているのが九割以上だったわけですけれども、それについては親がやってくれたと。つまり、学校でこの年金についての授業というのが全く行われていない、親からは聞くけれども、学校でこの年金制度について細かく学んでいないというのが今の子供たちの実態なんですね。
そこで、先ほど文部科学省池坊副大臣の方から、家庭科について、家族の大切さということ、これすごく大事なことで、今の家庭科の教科書を指導要領改訂に合わせて充実させていくことも大事だと思いますが、例えば高校の現代社会あるいは政治・経済、そういう中でもこの年金学習、年金の学び、これは未来の社会の担い手としての社会人学習にもつながっていくと思いますので、是非、学校におけるこの年金制度、年金問題への学びというもの、これも充実していっていただきたい。その辺についてお考えがあったら教えてください。
続いて、三点目の問題なんですが、今、虐待等で苦しんでいる若者たちがたくさんいますけれども、そういう中で多くの子供が社会福祉施設等で預けられているわけですけれども、そこで一つ、今この共生社会の中で大切なのは、里親制度というものをもう少し充実していく必要があるんじゃないかなと私自身思います。実は、かく言う私も十六歳で親元を離れて、里子に出されました。そして、そこで、一年間の里子経験の中でぬくもりも知りましたし、感謝も知って、新たなる人生を始めたわけです。
しかし、一方で、この里親制度、補助金等の問題も含めて、あるいはかなり良心に依存しているということで、なり手がいないわけですね。例えば、社会福祉施設と連携して、お盆とか正月の時期にどんどん一時預かりの里親さんを増やしていくとか、そういった形で、今子育てを終えた団塊世代がこれからどっと地域に戻ってくる、そういう方たちの協力をお願いしながら、そして里親制度の制度的保障の充実も含めて、こういう制度というものは過去の制度としてじゃなくて、今でも十分、代理家族というものはすごく効果があるという実例もたくさんありますので、是非これを充実していきたいと。その辺の周知徹底あるいは充実についてのお考えも教えていただきたいと思います。
続いて、最後、四点目なんですけれども、これは先ほども質問に出たことなんですけれども、私が住んでいる横浜市でも外国人の子供たちの問題というのは非常に今重大な問題です。
ある学校なんかは、三〇%が外国人という学校があります。結果として、保護者の正直に率直なところは、そういう学校に行くとちゃんと授業が受けれないからといって私学志向に行ってしまうと、学校自体が非常に閑散としているという状況も現実的な面で見え隠れします。
そして、先生方に聞くとき、様々な援助を私も横浜市の教育委員としてしてきたわけですけれども、やはり何が必要かというと、もう一点、ただただ人が必要なんですよね。出ていっちゃったとき追い掛けていく、あるいはマンツーマンにどっぷりなってしまうと周りが取り残されちゃう、そういう中でとにかく人が必要なんだと。
この外国人、就労支援というのは当然ですけれども、就学支援のより充実が必要だと思います。その中で、池坊副大臣が非常に力強い言葉をおっしゃってくれたので、是非これは努めながら、定数の問題等も含めて、これは一致団結して、こういう現実があるということを発信しながら進めていきたい、そういう問題だなと私自身思います。
以上四点について、質問と意見ですけれども、よろしくお願いいたします。