西村清彦の発言 (財務金融委員会)
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○西村参考人 それではお答えさせていただきます。
最近の市場動向を見ますと、国際金融市場では、米国のサブプライム問題に端を発した不安定な状況が続いております。株価も、世界的に非常に振れの大きな展開となっております。米欧金融機関の損失拡大や米国実体経済の先行きへの懸念というものを背景に、投資家のリスク回避の動きというのが引き続き強いというふうに考えております。
我が国でも株価が低迷しておりますが、こうした海外市場の動向に加えて、やはり、円高の進行の影響などが指摘されております。株価の動向は、企業のバランスシートやマインド面など、さまざまなルートを通じて実体経済に影響を及ぼす可能性があります。委員の御指摘のとおり、家計も、投信などの間接的な形態を含めて株式を保有しております。したがいまして、株価の動向の影響を受けると考えるのは自然であります。
したがって、株価を含め金融資本市場の動向については、引き続き注意深く見ていく必要があるというふうに考えております。
一般論として申し上げれば、株価は市場参加者による企業業績の将来の見通しのもとに形成されるものであります。したがいまして、日本経済の先行きについての見方がそれに影響を与えるということは十分に考えられます。その意味で、日本経済の持つ潜在的な力を発揮できるよう環境を整えていくというものが、公的部門の大切な役割ではないかと思います。
日本銀行も、その一員として環境を整えるべく努力していきたいというふうに考えております。
以上でございます。