萩原誠司の発言 (総務委員会)
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○萩原委員 自由民主党の萩原誠司でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
福地会長さんには、大変な環境の中で、特にNHKを取り巻く環境が非常に揺れ動く中での御就任、まことに御苦労さまでございます。
昨年から、思い出すだけでもたくさんの不祥事がございました。例えば、熊本の放送局長さんによるセクハラの事件、これが四月。そして五月には、松江の放送局の記者の方による万引き。そして六月は、魔の六月なんですかね、立て続けに、アナウンス室のアナウンサーの方による強制わいせつ、そして経済部の記者による住居の侵入、さらにはNHKエデュケーショナルに出向しておられる職員による児童買春。魔の六月ということだと思うんですけれども。それから、七月になって、制作局のディレクターの方による強制わいせつ。十一月には、大阪の放送局の職員の方が痴漢。
そして、ことしになって、二月には、放送技術局職員によるわいせつDVDの持ち込みがぼろっと出ちゃった、こんな話もありましたし、あるいは、三月には、水戸の放送局の記者の方による無免許運転。そして、話題になっておりますように、例のインサイダーの問題が一月にあったということでございます。
これだけたくさんあると、どう言ったらいいのか、そういう会社の経営を一体どうしようかということについては、一般的にはかなり難しいものが感じられるわけでございます。綱紀が緩んでいるということなんです。これが、先ほどの萩生田先生の質問にもあったように、個人の問題なのか、それとも組織全体の問題なのか、あるいは、ひょっとリーダーシップの問題なのか、そんな疑いというものが出てくる。
職員の方の声を聞いてきても、前執行部において、例えば政治関係者との会食は禁止をしておきながら、御自身たちは平然とそういうことをやっている、いわゆる首尾一貫しない対応があったことなどについてもいろいろな声があったりしました。
さらには、その後、福地会長さんが御就任を決意されるまでの間の動きを見ていましても、経営委員会の方々に対する、当時の執行部の方々からの恐らく指示だと思うんですけれども、続投のための根回しとか、どこかの局の局長さんが地域の経営委員の方に、これしかないんだというようなことで一生懸命に根回しをして回ったというような情報もあったりしました。あるいは、経営委員の方の親族がどこかの番組に出るためにいろいろ立場を使ったというような話もあったりしました。
さらには、そういうことの集大成なのかなと思うんですけれども、例の中期の経営計画をめぐりまして、当時の執行部の方々と経営委員会の方々が対立をして意思疎通ができない、結局、ある形で出したものが実行できない形になってしまった。
さらには、会長がお引き受けになる前に、いろいろな方が、民間から声が上がっていましたが、ほとんどの方がそんなことはちょっと無理だということで逡巡をして内々お断りになってきた。こういう背景がある中で、私は、よくぞ引き受けていただいたという気持ちでいっぱいであります。
そういう意味で、一体どういう当時の思いを持って、この難局、それを前提にしてお引き受けになったのか、そのときの心境について、テレビを見ておられる方々や国民の方々、あるいは職員の方々も、やはり、福地さんのパーソナリティーというものをよく理解することが改革の原点の一つ、信頼回復の原点の一つ、恐らくそういうふうに思っておられると思うんです。ぜひとも、どういう思いでお引き受けになられたか、お聞かせいただきますようにまずはお願いいたします。