中村桂子の発言 (国民生活・経済に関する調査会)

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○参考人(中村桂子君) 生命科学、命ということを考えると哲学、宗教にと、哲学、宗教、大事じゃないと私は思っておりませんけれども、私は是非これを、この命ということを基本に考えるというのを政治、経済にしていただきたいというのが私の切なる願いなのです。なるはずだと。
 例えば、農業というのを産業にしていく、単なる家庭菜園で夢にするのではなく、これが本当に産業として日本の自給率を上げていくということは可能なはずなわけですね。先ほど申しましたように、先進国はすべてそれをやっているわけですから、日本ができないはずがないと私は思っていますし、恐らく食べ物が安全で安心でおいしくて食べられたら非常に幸せな気持ちにみんながなれると私は思っています。その意味で、非常にたくさんの問題点があるということは理解しますけれども、日本の自給率を上げ、農業を産業にしていくということを都会の人たちも全員それに向かって考えてくださるということにしていただきたいと私は思っております。
 それから、女性についての生物学とおっしゃいましたが、ちょっとこれは余談ですが、生き物を見ていましたら全部雌が基本なんですよ。例えば、子供が生まれるとき卵でつながっていくわけですね。もちろん精子必要なんですけれども、細胞としては卵でつながっていくわけです。本当に私、女性とは言いません、雌なんです、五千万種いる生き物たちのみんなが雌でつながっていきます。ですから、様々なところで雌が基本なんです。別に私はフェミニストでも何でもない、ここで主張するつもりはありませんが、見ていると。これは自然界の摂理として、本当に生物として続いていきたかったら雌を基本、基本にするというのは、別に権利を主張する、社会的な意味での権利を主張するという意味ではなく、そういう実態を見るということは大事だと思って、私は政治家の方たちも生物学勉強してくださるといいなと心の中では思っておりますけれども。改めて研究するというよりは、むしろそういう生物としてのメカニズムというんでしょうか、そういうところを考えていくと、雌とは何か、女性とは何かというのが一つ見えてきます。それで全部社会を動かしましょうなんて申しませんけれども、それを知ってくださるのは良いことではないかというふうに思っています。

発言情報

speech_id: 116914324X00120080213_019

発言者: 中村桂子

speaker_id: 22890

日付: 2008-02-13

院: 参議院

会議名: 国民生活・経済に関する調査会