谷公士の発言 (総務委員会)

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○政府特別補佐人(谷公士君) 人事院の業務概況及び平成二十年度人事院予算の概略について御説明申し上げます。
 人事院は、国民に対し、公務の民主的かつ能率的な運営を保障するため、公務員の人事管理の中立公正な運営を確保し、あわせて、労働基本権の制約に対する代償として労使関係の安定と職員の利益の保護を図るとともに、人事行政の専門的機関として時代の要請や変化に的確に対応した人事行政施策を展開してきております。
 今日、社会経済情勢が大きく変化し、公務員の人事管理全般について、時代の要請等に的確に対応した改革を進めることが求められている中、公務員が全体の奉仕者として、中立公正かつ能率的に職務遂行に当たるための基盤を整備することが人事院の使命であるとの基本的認識の下、次のような諸施策に取り組んでまいります。
 まず第一に、全体の奉仕者としてこれからの行政課題に的確にこたえ得る多様で有為の人材を公務に確保し、幅広い視野と高い専門性に市民感覚を併せ備えた人材を育成、処遇していくため、公務への人材供給構造の変化にも対応しつつ、採用試験の適切な運営に努めるとともに、全府省職員を対象とした行政研修の一層の充実や民間人材の更なる活用など官と民の人事交流の一層の促進、女性幹部公務員の育成、登用の拡大などを図ってまいります。
 第二に、公務員給与の改革への取組については、平成十八年度から、地場賃金の反映、能力実績主義の強化を図るため、給与構造改革に着手し、また、民間企業の給与水準をより適切に公務の給与水準に反映させるため、給与の比較対象となる民間企業規模の抜本的な見直しを実施し、さらに、昨年の給与勧告においては、専門スタッフ職俸給表を新設することとしました。引き続き、公務員給与の改革を着実に実施し、国民の支持を得られる適正な公務員給与の確保に向けて全力で取り組んでまいります。
 あわせて、能力、実績に基づく人事管理を推進するため、客観的で公正性、透明性、納得性の高い、実効性のある新たな人事評価制度の導入に取り組んでまいります。
 第三に、早期退職慣行の是正など、在職期間の長期化に対応した適正な人事管理の推進に努めていくほか、高齢社会に対応した公務における高齢職員の在り方についての総合的な検討を進めてまいります。
 さらに、職員の職業生活と家庭生活の両立支援の施策や職員の健康管理対策としての心の健康づくり施策の拡充を図っていくほか、公務員の不祥事の根絶と国民の公務への信頼の確保のため、職員の厳正な服務規律の保持に努めてまいります。
 第四に、電子政府の実現に向け、関係府省と連携しつつ、人事・給与関係業務情報システムの円滑な導入を図るため、各府省と情報共有、意見交換を十分に行いつつ、その開発等を進めてまいります。
 最後に、公務員制度改革については、人事院としても、国民の期待にこたえ得る実効ある制度改革が実現するよう、中立機関、代償機関としての立場から、引き続き適切な役割を果たしていく所存であります。
 以上、人事院の業務の概況について御説明申し上げましたが、これら人事行政等のための経費を計上した平成二十年度における人事院の歳出予算要求額は百七億三千九百万円であります。
 何とぞよろしく御審議くださいますよう、お願い申し上げます。

発言情報

speech_id: 116914601X00420080325_007

発言者: 谷公士

speaker_id: 6376

日付: 2008-03-25

院: 参議院

会議名: 総務委員会