内藤正光の発言 (予算委員会)
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○内藤正光君 私が今日こうして一時間議論に立つその目的は、総理を始め舛添厚生労働大臣に駄目じゃないか駄目じゃないかと、それを言うためだけに私は一時間立っているつもりはありません。問題解決のまず原点は現状の正しい認識、これをしないことには問題解決なんて到底できるものじゃありません。そして、誤解を与えてしまったということで、多くの国民が間違った認識をするような発言をしたのは事実です。だからこそ、後からこれ議論をしますが、特別便に対する反応が悪かったんじゃないんですか。もっと政府が厳しい認識を示していたならば、国民はもっと真剣に対応したはずですよ。そういうふうに大丈夫だ大丈夫だという中途半端な誤解を与えたから国民の方も、こういうねんきん特別便を受け取った国民の方も、お上のやることだから大丈夫だろう、間違いないだろう、それでほとんどの人が回答なしで送っちゃったんじゃないんですか。
私は、もう一つだけ、この公約というものに関して、一つ本当に興味深い事例を申し述べさせていただきます。
三月十九日、我が党の同僚議員がある質問主意書を内閣に提出をいたしました。質問主意書というのは、このように委員会でやり取りするものではなくて、書面でもって内閣に対して正式に質問を送り付けることです。
どういう質問だったかというと、こう言います。安倍総理は昨年七月五日、年金業務刷新に関する政府・与党連絡協議会を開催し、このようにおっしゃっていると。年金の記録問題につきましては私の内閣の責任において必ず早期に解決をし、最後の一人までチェックして正しい年金をきちんとお支払いしますと、このようにお述べになられた。そして、その発言を受けて、では、解決済みの記録は何件ですかと聞いたわけなんです。
そうしたら、答弁書が一週間後に返ってきたそうです。答弁というのはあくまで閣議を経ているから内閣一致を見ているわけなんですが、このようにお答えになられているんです。安倍総理の言う解決済みの記録の意味するところが必ずしも明らかでないため、お尋ねについてはお答えすることは困難であると。
安倍さんは当時安倍総理大臣だったわけですね。そして、何もプライベートな場でこのことを発言したわけではない。政府・与党連絡協議会という公式な場で発言をしたその発言をいとも簡単に意味不明と切って捨てる福田内閣とは一体何者か。私は、そんな福田内閣だからこそ、公約の重みというものを本当に考えていらっしゃらない、紙切れ一枚の重さもない、そういう認識なのかと言わざるを得ないんです。
そして、更に言いますと、この解明済みとおっしゃっている、解明の一歩手前だということはおっしゃったわけなんですが、しかしながら、この青いところの解明済み、まあ黄色と合わせて三千七十万件なんですが、この数字自体も実は多くの水増しがあるんですね。一つ一つ議論をしながら検証をしていきたいと思います。
例えば、青い部分の下から二つ目、同一人物のものと見られる記録四百九十二万件というものがあります。これはどういうものかといったら、この五千九十五万件の中に持ち主が分からない記録、AとBという二つのものがあったとします。共に持ち主は分からなかったんです。しかし、突き合わせの結果、AとBは同一人物に属する記録だというところまでは分かった、AとB共に。しかし、持ち主は分かってないんです。
しかし、社保庁、厚生労働省のロジックはこういうものなんです。共に持ち主は分かってはいないけれども、一方のAの持ち主が分かったらおのずとBの持ち主も分かると、だからBについては解明済みのここに入れるということで、そんな記録が四百九十二万件ここに入っているんです。持ち主分かっちゃいないんです。本来はこの赤いところ、名寄せできなかった記録のところにその数字を書いて、括弧して、例えば、ただし四百九十二万件は重複分と書くべきじゃないんでしょうか。
何で持ち主が分かりもしないその記録を解明済みのこの青いところに分類されたんでしょう。答弁を願います。