長谷川榮一の発言 (経済産業委員会)
⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。
詳細は利用規約をご確認ください。
○長谷川政府参考人 お答え申し上げます。
お話の件でございますが、平成十年十月から十三年三月までの実施期間の間に、約二十九兆円の保証実績を上げました。そして、直接的には、約一万社の倒産を防止し、十万人の雇用維持に効果があったというような評価をしております。
これは直接的でございますので、もちろん直接的な倒産を防げば連鎖倒産も防げたはずでございますし、倒産というのは、金銭的にいろいろ大変だという面のみならず、事業者及び従業者の御家族も含めまして、いろいろなむしろ金銭的なものではない苦しみ、そういったものもありますので、そこが防げたということで、政府としては大変役割を果たせたと思っておりますけれども、ただ同時に、この制度を運用した過程でいろいろな問題も指摘されました。
一つは、保証を政府がつけるために、金融機関がみずからのリスクを政府につけかえた。ちょっと言葉はどぎついんですが、旧債振りかえと言っていますが、そういったようなことをやった金融機関もございましたし、また、とにかくその趣旨にかんがみというような雰囲気もあったせいかもしれませんけれども、実は中小企業者に成りかわって、あるいは成り済まして、それで保証をしてもらって、その分金銭を引き出したという大変許しがたい例もあったわけでございます。
そういったようなことを踏まえまして、そういった正の効果が少しでも負の効果を最小限にしてできるようにということで、私ども、制度の工夫をしなければいけないということで今日に至っているわけでございます。