小野晋也の発言 (環境委員会)
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○小野(晋)委員 最後に、人の育成という問題を取り上げました。
先ほども少し触れましたけれども、世の中で理想と現実にギャップがあるからだめだというふうなことを安易に語る人がいますが、これはとんでもない議論だと思うんですね。私たちが生きているということは、常に、みずからが理想を持つならば現実との間にギャップがあるのは当たり前のことであります。そのギャップが放置されないのはなぜかといえば、その理想と現実の間にその人間が身を横たえ、理想と現実をつなごうという努力をするから、その両者がつなぎ合わされ、現実を理想に向けて一歩でも近づけていくことができる、そこに人間の輝きがあると考えるのが私は本来の考え方であると思うのであります。
そこで、私は、有為にして有徳なる人を育成するということも必要である、これが政治家として大きな仕事であると考える中で、「夢出せ、知恵出せ、元気出せ」という三つのスローガンを掲げる運動を展開いたしております。頭文字をとれば、ゆちげ運動というふうになるわけでありますが、その中で、基本的な精神を三つ取り上げております。
一つは、私たちは困難を語るよりももっと多くの魅力的な夢を語ろう。今は困難ばかり語っていますけれども、夢を語ることができるのに夢を語ろうとしないのは、私は怠慢のきわみだと思っているんですね。どんな状況にあっても人間はみずからの生きる道を探ることができるわけでありまして、多くの夢を語るということが必要であります。
二つ目は、私たちはお金で問題解決をするという発想ではなく、知恵によって問題解決を図っていこう。お金がないからできないというふうに言ってしまえば、もうそこで立ちどまってしまうんですね。そうじゃない、我々にはお金がなくても知恵がある、こういう決意を持つことが必要であります。
それから三つ目には、私たちは法律、制度などによって状況を動かすのではなく、元気、誠意と情熱と言いかえておりますが、これによって人を動かし社会を動かしていこう。こういう観点に立てば、外部の環境がいかなるものであるかということを主原因としてできるできないを判断するのではなく、みずからの主体的意思においていかなる対応ができるか、周りのさまざまな問題について私はどうそれに答えることができるかというふうな視点を持つことができると思うのであります。
環境行政がこれからの世の中を動かす中心軸となるためには、環境行政自身がこの発想を持たねばならない、こういう気持ちがするわけでありますが、御所見をお聞かせいただきたいと思います。