長崎幸太郎の発言 (国土交通委員会)
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○長崎委員 ありがとうございました。取引の実例価格を参考にするというのは予決令の規定のものなんでしょうけれども、この実例価格自体が今もう既に不当な低い水準になっているということを十分踏まえて、やはりそこは、公共事業に携わることで、少なくとも生活ができて子供を学校に送れるぐらいのものがなければ、私はそれは効率性の問題以上に正義を欠く事態だと思いますので、ぜひともそこはしっかりと是正するように取り組んでいただきたいと思います。
次に、公共事業を道路建設も含めて重点化される際には、私は地方の今の経済あるいは雇用環境というものにぜひ配慮をしていただきたいと思います。
大きな工事をやるのは大変結構なんですが、それは大きな建設会社が持っていってしまいまして、本当に地場の、地域を支えている中小企業、地域の企業にはそれがおりてこない、参入できないようなことがあります。また、用地買収なんかでは、時間がかかったりすることであれば、せっかく公共事業をやっても、その経済効果というものが薄れてしまう、時間がかかる。この点、既存ストックの補修あるいは改修というものに重点を置いていただければ、これは用地買収の時間的ロスもないですし、地場の中小企業の参入というものももっと容易になるのではないかと思います。
今、地方にとって大切なのは、とにかく現金収入が得られる働く場であります。公共事業であれば、例えば農家の方、あるいはお年寄りであっても、そこに仕事を見つけて収入を得て、生活を守ることができる。こういうのが今の現状でありまして、ぜひ、補修ですとか改修、こういうものにも、経済波及効果の観点あるいは生活安定化の観点から、重点を置いて取り組んでいただきたいと思いますが、国交省さんの御見解をいただきたいと思います。