金子一義の発言 (予算委員会)

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○金子国務大臣 今度の補正予算の中に、長期的に見て我が国が国際競争力をきちっと強めておく必要があるというテーマを一つ大きな柱として取り入れさせていただきました。
 それは、空港。羽田もしかり、成田と一体となった、いわば東南アジアにおけるハブ空港としての機能をもっと強化していきたいということで、羽田、成田の一体化、そして、羽田の、C滑走路といいますけれども、滑走路の延長を今度の補正予算で着手させていただく。
 あるいは、港湾もそうなのでありますけれども、スーパー中枢、スーパー中枢と今まで言われて、何をやっていたんだという御意見をいただいておりましたが、やはり、主に太平洋側、三港湾がありますけれども、本当の意味で、パナマの運河もあきますので、そういうものが入ってきたときにも対応できるようなきちっとした港湾にしていく。
 そして、特に三港湾につきましては、シンガポールと同じ時間で荷おろしができる、それから、シームレスと言っておりますけれども、外貿、外から入ってきたものを国内で仕分けをするといったのに、今までは埠頭を分ける、一たん荷物を揚げて、またトラックで輸送するなんということをやっていたんですけれども、それを同じバース、コンテナでやれるようなことをやるといったような、競争力の強化というもの。
 そのほか、道路でも、外郭環状あるいは名古屋の第二環状と言っておりますけれども、これも名古屋港の機能強化に非常に役立つ。関西空港も同じであります。
 そういういわば主な競争力を強化していくという一つのテーマと同時に、もう一つは、やはり地域の防災ですとか無電柱化、あるいは駅のバリアフリー。駅のバリアフリーというのも、単なる今までのバリアフリーではなくて、大都市等々で地下鉄で押されて亡くなるというような事故も出てきているので、プラットホームに開閉ができるような仕組みを導入していく。これは初めてのケースでありますけれども、新幹線では今入っております。こういうものを通勤電車対策でも入れていきたいといったような、身近な生活、安心、安全の生活、これに相当の予算を組まれております。
 もう一つは、現下の景気対策でありますから当然でありますけれども、住宅ローンについて、今、相当厳しい状況が引き続き続いておりますけれども、特に民間の金融機関が、住宅ローンについても非常に慎重になっているということもあります。九〇%を住宅金融支援機構が貸して、一〇%を民間にお願いしているんですけれども、しかし、その一〇%に非常に慎重になっておられる。それがゆえに、九〇%の住宅支援機構の貸し出しも使えないといったような市場に今なっておりますけれども、やはりこういう時期だからこそ、ずっと継続するわけではありませんけれども、こういう経済対策としてこういう金融の面、個人の住宅それから都市再生が今継続して行われていますけれども、同じように、金融市場の非常に厳しい影響を受けて大きな都市開発事業というものが滞っている、これもやはり対策としていきたい。
 今後の公共事業につきましては、ミッシングリンクですとかあかずの踏切とか、まだまだ生活に密着したものをやっていく必要がある。これは着実にやりながら、一方で国際競争力を強化していく。
 新幹線の御質問がありました。
 少しでも早く前倒しをしたいと思っております。早く完成させれば、その分次のステップができますし、当然でありますけれども、道路と同じように、ネットワークを早く形成すればそれだけ経済効果が大きい。いつまでも時間をかけているのは経済的なロスでありますので、早くやれるようにしていきたい。
 ただ、今、今度の補正予算でも前倒しを進めさせていただきますけれども、残念ながら、函館—青森間の青函トンネルの工事における物理的な理由、あるいはお地元近くの金沢の操車場の埋蔵物発掘みたいなのがありまして、前倒しになるかどうかについては少し時間がかかるかもしれません。
 以上であります。

発言情報

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発言者: 金子一義

speaker_id: 20036

日付: 2009-05-11

院: 衆議院

会議名: 予算委員会