秋元義孝の発言 (外交防衛委員会)
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○政府参考人(秋元義孝君) このソマリア沖・アデン湾の海賊事案というのは、昨年は百十一件、世界の約四割の事案が発生しているわけでございます。今年に入りましても六月二日現在で百三十一件発生しておりまして、現在十四隻が抑留されて、約二百十名の乗員が人質となっていると、こういう状況でございます。
この海域での海賊事案が急増している原因、背景としましては、ソマリア情勢との関連で申し上げますと、まさに一九九一年以来、ソマリアが内戦状態に入りまして、長期間にわたって武装勢力間の抗争が続いているわけでありまして、そういう中で、国土全体を実効的に統治する政府というのがそもそも存在しない。したがいまして、法執行、司法機関も全く機能していないと、こういうことがございます。それから、そういう長期間の戦乱の中で多くの若年失業者が発生していると、こういうこともございます。
また、最近の傾向としましては、犯罪集団の組織化、分業化というのが進みまして、身の代金を目当てに船舶を襲撃して乗っ取ると、こういう行為がビジネス化しているということがあると認識しております。