山下芳生の発言 (総務委員会)
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○山下芳生君 今お話があったように、消防にしても救急にしても、それから医療の体制にしても、成田の空港の周辺自治体というのは空港を抱えるということでほかの地域にはない特別な体制をやっぱり取られていると思います。
実際に私は、事故の後、成田財特法関係の各消防本部、五つありますけれども、直接いろいろ話を聞いてみました。そうしますと、ある消防本部の方こう言うんです。今回のフェデックス貨物機の墜落は空港内でよかったと。これ、空港外だったら該当する消防署が初期の消火に当たることになると。空港消防は立派な装備と人員体制だから短時間で消火できた面があるが、そうなるだろうかとちょっと御心配もされていたんですね。
特に、今回、フェデックスの事故で空港消防は泡消火剤を六千リットル使ったというふうに地域の消防署の方は言っておりましたけれども、しかし、地域の自治体の消防署には化学消防車はあるんだけれども、泡消火に使う消火剤の備蓄がかなり不足しているんじゃないかと。どこの消防署でも、搭載しているものも合わせて、それから備蓄も合わせて千か二千リットルしかないと。こういうことで、今回空港内でよかった面があるんじゃないかと、こうおっしゃっていました。
それから、消防士の数、消防車の数など人員と車両の充足率について、これも成田財特法関係の各消防本部に聞いたんですけれども、車両充足率一〇〇%、人員充足率八七%という高いところもありましたけれども、車両も人員も七〇%だとか、車両は八割台だけれども人員は六二%だとか、車両は九割台だけれども人員は六割台というふうに、十分な装備、人員体制がなかなか確保され切っていないという面も伺いました。
これは是非、成田財特法というのは三十年前にできたものでありまして、自治体のニーズも道路や下水道ばかりではないと、むしろこういう緊急時に対応するための自治体としての役割を大いに果たしていただいているわけで、泡消火剤というのはこの成田財特法でかさ上げされる消防施設強化促進法の第三条には入っていないんですね、消防ポンプ車とか火災報知機は入っていますけれども。しかし、実際はこういうものが今回の事故でもやはり周辺自治体にも必要になるということも明らかになってきたわけですから、成田財特法の対象いかんにかかわらず、これは国としても支援していく必要があるんではないかなと私は思いましたけれども、総務大臣の見解を伺いたいと思います。