大石尚子の発言 (予算委員会)
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○大石尚子君 ありがとうございます。
大臣の任期のことを考えますと、あと六か月というととても何か心配になってくるんでございますけれども、いろんな仕事を抱えておいでになられると思いますけれども、これは水面下の問題で余り見えないだけに、後回しになりませんように、やはり世界各国のそういう学者さん相手の話でございますので、きちっと根回しをしていただいて、しっかりと日本の権益が守れるように、今日お配りさせていただきましたこの資料にもございますように、ちょうどこれが全部満額回答になると日本の国土の二倍の面積があるそうでございます。それで、ただ、権益を争わなきゃならない国もあるようでございますので、そこら辺のことを十分にお酌み取りいただいて、是非抜かりないように、満額日本の大陸棚として認められますように御努力いただきたいと思います。
今日は、委員長、恐縮でございます、大臣お忙しいかと存じますので、これでもしよろしかったら御退席いただいてもと思っておりますが。
それでは次に、防衛大臣、よろしくお願いいたします。
まず、私、結構現場主義でございまして、それで、平成三年、ペルシャ湾のあの掃海部隊でございますとか、それから五年にはカンボジアのPKO、それから十五年にインド洋のあの補給部隊、こちらの方へ訪ねてまいりましていろいろ事情を伺ったりさせていただいておりまして、特に日本の自衛隊の人たちは陸海空とも大変優秀ないい仕事をしておられます。それで、多国籍軍の中から大変高い評価を得て、信頼を寄せられております。それで、私、行ってつくづく感ずるんですけれども、こういう海外での日本の自衛官たちのいい活動というのが巡り巡って日本を守っているんだなと、私たちはそういう働きによって間接的に守られているという印象を強く持って帰ってまいりました。
しかし一方では、日本の自衛官は自衛官でございます。一歩国の外へ出るとこれは日本軍として他の軍隊の軍人と同じように扱われる。これが二枚看板で、国内法と国際法のはざまで仕事をしていて、そして、事と次第によっては法律違反になりかねないような、ちょうど薄氷を踏むような思いの仕事もあるはずでございます。それで、そういう自衛官に対して私は、この人たちをどうやって守っていったらいいのだろうか、逆な発想でございます、私たちは守られているけれども、私たちはどうやって自衛官たちを守っていけばいいのかと思い始めたんでございます。
ちょうど昨年、イージス艦「あたご」が漁船に衝突して、そして事故が起こりました。そのときに、これも私つくづく感じたんですけれども、当時の福田総理は同じこの予算委員会でこういうふうに発言されているんでございますね、「とんでもない事故を起こしてくれたなと、こういう思い」と、こう続いていくんですけれども。それで、総理大臣は、これは自衛隊の最高指揮官でございますが、漁民をお訪ねになったときに海上保安庁のヘリでいらした。自衛隊のヘリじゃなかったんです。そうすると、何か総理大臣のお立場でどうやってイージス艦の人たちに、自分の部下にお声をお掛けになったのかなと思ったんですが、余りそれは聞こえてこなかった。若い自衛官が一人自殺未遂を起こしました。何か本当に孤独に追い込まれていったんではないかと察しております。長い時間「あたご」を横須賀港にとどめ置いて、それでイージス艦「あたご」の任務は北朝鮮方面、いわゆる母港は舞鶴でございますよね。それですから、こんなに横須賀に置いておいていいのかなという思いもいたしました。
こういうことを考えますときに、防衛大臣は、ふだん特に自衛隊の人たちにどういうお考えを持ち、思いを持って仕事を進めていらっしゃるのか、お尋ねいたしたいと思います。