前川清成の発言 (予算委員会)

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○前川清成君 私も申し上げたとおり、今二〇二五年に何%ということをフィックスすることはできないと思うんです。ただ、考え方の筋道として、今の国の財政規模をこのまま維持して、国の今の行政の量をこのまま維持して、足らない分を税金で補っていくのか、あるいは税金を上げるにはもう限界があるから、国のサイズを小さくしていくことも考えるのか、やはり考え方の筋道自体はお示しいただく必要があるんじゃないかなと、私はそう思っています。
 私なんかはこの二〇%前後、この高率な消費税は国民はとてもとても耐えられるものではないと思います。それと、やはり増税をする前に、総理もおっしゃっていますけれども、徹底した無駄を省かなければならないと、そう思っています。
 それで、税金の無駄遣いについて、抽象的な議論をしてもいかがかと思いますので、総理が昨年のクリスマスイブの記者会見で具体的な例として挙げられた私のしごと館、これを基に少し税金の無駄遣いにどのように取り組むのか議論をさせていただきたいと思います。
 これも表を用意させていただきました。私のしごと館は、ここにもボードにもありますが、建設費用として五百八十一億円が費やされています。内訳はここに書かれたとおりでございます。そして、昨年度までに赤字の穴埋めのために運営交付金ということで合計で八十七億百万円が費やされています。この度、この私のしごと館は廃止されることになりましたけれども、清算価値として土地の価格は現時点では三十七億円。ただ、ほかには使いようのない建物、これを取り壊さなければなりませんので、取壊し費用に二十九億円が掛かります。合計で私のしごと館に六百六十億百万円が費やされたことになりますけれども、これに対して平成十九年度までの来館者数は百六十七万四千八百六十四人です。したがいまして、百六十七万四千八百六十四人の来館者に対して六百六十億百万円の税金が費やされたわけでありますから、来館者一人当たりのコストは三万九千四百七円にもなります。
 この私のしごと館は何のために造られたのか。この点、平成十四年の十二月五日の厚生労働委員会で、お亡くなりになられました私たち民主党の山本孝史先生の質問に対して、政府参考人であった坂本厚生労働省職業能力開発局長は、若い人たち、主として中学生、高校生らに職業情報を与え、職業体験をする機会を与えるためとお答えになっておられます。中高生に職業情報を与え、職業体験をする機会、たかだかその目的のために一人四万円も使わなければならなかったのでしょうか、総理。

発言情報

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発言者: 前川清成

speaker_id: 22257

日付: 2009-03-16

院: 参議院

会議名: 予算委員会