前川清成の発言 (予算委員会)

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○前川清成君 今大臣の御答弁にもございましたけれども、実現可能性について、要するに、トンネルは掘れるかとか橋が造れるとか、そういう工事の前提となる調査はされていて、むしろ私はやるべきことは需要の調査でなかったんじゃないかなと。もうそんなの別に毎年一億円も掛けずに、四十一億円も掛けずに調査しなくても、素人の私から見ても、これは採算が成り立たないと、明らかだと思うんです。この四十一億円というのも無駄だったなと思います。
 しかし、この実は四十一億円自体は言わば氷山の一角であります。民主党は、衆議院の予備的調査という制度を利用いたしまして、天下りの実態を調査いたしました。その結果、一年間に何と税金が十二兆六千億円、補助金などで官僚の天下り先に流れていることが分かりました。この新幹線を造る鉄道・運輸機構にも、予備的調査の結果、平成十八年度は二千四十九億二千六百万円の税金が補助金として使われていることが明らかになりました。
 鉄道・運輸機構、これは天下りのためにあるような組織でございます。平成十五年には国交省から一挙に六人、元事務次官らが、平成十九年にも海上保安庁長官ら大物二人が天下りしておられます。人数やあるいは大物ぶりだけではなくて、この天下りのバランス感覚もこれは抜群でして、予備的調査の時点で、役員十五人のうち八人が霞が関から、理事長や代表理事ら五人は新幹線を造る造らないを決める国交省からの天下り、理事長代理はその建設費用を出す財務省からの天下り、警察庁からも天下りが行っていますし、さらには税金の無駄遣いをチェックするはずの会計検査院からも天下りです。まさに、天下りのデパートです。
 金を出す財務省も無駄遣いをチェックする会計検査院も、先輩が天下りしていたならば、もうええかげんにしてくださいと、こう言われへんの違うかなと思います。その結果、新幹線の線路はどこまでも続いて、そして新幹線の工事はいつまでも続くのではないかと思っています。
 ですから、私は、押し付け的な天下りは駄目だけれども、リクエストのあった天下りだったら構わないとか、そういう細切れの議論をするんじゃなくて、ばっさりと天下りは全部駄目と、そう決めるべきではないかと思っています。もちろん、エリート官僚の皆さん方をいじめるためでも何でもありません。線路は続くよいつまでも、工事は続くよいつまでも、その公共工事の無駄を止めるためには天下りをやめなければならないと思っています。
 そこで、総理、是非御決断いただきたいのは、消費税を上げる上げない、その議論の前提として、天下りをやめますということを国民にお約束いただけないかなと、そんなふうに思っているんですが、総理、いかがでしょうか。

発言情報

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発言者: 前川清成

speaker_id: 22257

日付: 2009-03-16

院: 参議院

会議名: 予算委員会