赤松正雄の発言 (予算委員会第六分科会)
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○赤松(正)分科員 大臣、野生動物と人間、そして森、これはなかなか大事な関係でありまして、私も随分前からこの場面で歴代の農水大臣に質問してまいりましたけれども、皆さん一様にやはり認識の度合いが低くて、何、クマ、そんなものは森と余り関係ないんじゃないというふうな感じの受けとめ方をされる大臣が過去には多かったわけですけれども、今、世界の中における日本の位置づけというものを考えた場合に、やはり、森林がかくまでに多い国日本、そして絶滅品種に今やなりかけているクマ、こういうものの相関関係というものは非常に大事なところに来ていると思うので、ぜひともしっかり腰を落としての森林・林業再生プランであってほしい、そう思います。
最後の質問になります。
鳩山さんが、せんだって参議院の本会議で、「昨年の暮れに公表いたしました森林・林業再生プランに基づいて、例えば国産材によって住宅を整備、推進をしていくというようなこととか、あるいはバイオマス利用の促進など、新たな需要の開拓を進めていくこととしているところ」だ、こういうことを答弁されているわけですね。今も赤松大臣の方からそういう意味合いの話がありましたけれども、これは、言うのは簡単ですが、実際に進めていくのはなかなか難しいという感じがするわけです。
きょう、この質問をするに当たっていろいろ資料を当たっていましたときに、たまたま二十四日の朝日新聞に、林野庁長官と菅副総理とのぶつかり合いみたいな、そういう記事が紹介されていたんです。それは、御存じかと思いますけれども、林野庁長官が、木材の需要がないというふうな観点で、自給率五〇%の目標に難色を示したという指摘があって、それに対して菅さんが、需要の問題ではないと言ったやりとりが紹介されていたんですけれども、今の時点でいうと、林野庁長官の発言の方が現実的な感じがするわけで、なかなか、木材の需要に対して、今、日本全体がそういう空気がないという指摘があるわけですね。
舟山農水大臣政務官も、再生プランの説明のために高知県南国市へ行ったときの模様を紹介した記事の中に、製材の需要が停滞している、担い手の高齢化も進んで、若者が定着しないと将来林業が成り立たなくなるといった現場の声を紹介している、そういう記事も見ました。私の住んでいる兵庫でも、いろいろ関係者に聞いたら、林業をめぐる状況というのは全く同じというわけですね。
そういう点で、再生プランにおけるところの、経営意欲のある者への集中化の促進策を導入する、こうあるわけですけれども、仮にその集中化された企業が需要がなくてつぶれると、そういう地域の林業は今よりもかえって悪くなる、こういうことも予測できるわけです。
そういった観点で、総理が言うところの、また今農水大臣が言われた、新たな需要というものをこれからどう生み出していくのか、このことについて、ぜひ、こういう角度でやりたいというのを聞かせていただきたいと思います。