義家弘介の発言 (少子高齢化・共生社会に関する調査会)

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○義家弘介君 ありがとうございます。
 私も今、実は大学で教鞭を執っているんですが、多くの学生がこう言うんです。故郷に帰りたい、故郷に貢献をしたい、でも、が必ず続くんですね。それは、仕事がないんだよねという、ここだと思うんです。
 例えば、アメリカの心理学者のウィリアム・マズローなんかは、人間の欲求はより基礎的な部分が最優先されていくと。まずは一段階目として生存の欲求、二段階目として安心・安全の欲求、これが満たされて初めて次に帰属の欲求が出てきて、尊敬の欲求、みんなから評価されたい、社会貢献したいという欲求、そして自己実現の欲求、夢へと続いていくものだと思うんですけれども。
 つまり、私自身は、安心・安全の欲求あるいは仕事がなきゃ生きていけない、この部分をどう地域コミュニティーで若者たちに対して、あるいは今の現役世代に対して示すことができるのかということが地域コミュニティー再生のキーワードになっていくと思うんですけれども、その上で海士町のお話、まさに安心・安全の欲求や生存の欲求を何とかして満たした上で島に誇りを持ってほしいと。あるいは、武田参考人のお話の中にもいみじくも誇りというのは出てきたわけですけれども、この辺が改めて重要だなと皆さんの話を聞いて思ったんですが、最後に一点だけ。
 私は、コミュニティーというのは横のつながり一辺倒では絶対にやがて崩壊してしまうだろうと。やはり縦のつながり、そして横のつながり、これがうまく交差したとき地域コミュニティーというのは盛り上がっていくと感じます。
 一方で、縦というと歴史的縦あるいは上下関係、先輩後輩の縦のみが議論されているような気がするんですが、我々子育ての現役世代からしてみたら未来への縦というものが非常に重要な要素、その地域に貢献したい、その地域で暮らしたいというところの重要な要素なんですけれども、図らずも、子供たちが未来と言ったら、勉強をどのぐらいして、体をどのぐらい鍛えて、どういうところに進学して、どういう職業に就くか、これが親の考える一般的な未来なわけですけれども。
 ここでちょっと話は飛ぶかもしれませんけれども、是非、山内参考人と武田参考人にお聞きしたいんですけれども、来年度から全国学力・学習調査が悉皆方式から抽出方式になった。そして、塾もないような環境の中で、全国的にうちの地域の子供たちはどういう形なんだろう、そして課題があるとしたらどこを伸ばしていけばいいのだろうと。
 これは、悉皆調査の場合はしっかりと把握できた環境にあったわけですけれども、それが抽出になってしまったということに対して、山内参考人、武田参考人から御意見を聞かせていただきたいと思います。

発言情報

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発言者: 義家弘介

speaker_id: 21608

日付: 2010-02-17

院: 参議院

会議名: 少子高齢化・共生社会に関する調査会