谷垣禎一の発言 (国家基本政策委員会合同審査会)
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○谷垣禎一君 総理は、先日、アメリカに行かれまして、核セキュリティーサミットに参加されましたね。これは、アメリカと日本がイニシアティブを取って始めたもので、たしかシェルパ会合も日本で行われたと記憶しております。日本は唯一の被爆国という立場であり、当然このサミットでは外交的なリーダーシップを発揮しなければならない、こういうことであったと思います。
ところが、私は、これが終わりました後のメディアの評価を読みまして愕然としました。ワシントン・ポストであります。オバマ政権の当局者たちの意見によれば、このショーの最大の敗北者は、哀れでますます愚かな鳩山首相だったとまで言っている。私は、怒り心頭に発しました。何たる日本国総理大臣に対する暴言だろうと、私はそのように思いました。
しかし、考えますと、その原因が総理、あなたにあるということも否定できません。問題は、前回の党首討論でも申し上げましたが、総理の政治の責任者としての発言、これが軽い、そしてうまくいかないときにはあたかも他人事のように責任を転嫁する、こういうことが今まで幾つもありました。あなたの政権で、政治と金の問題、だれ一人責任取った人はありません。そしてまた、政策においても数々のマニフェスト違反がありました。あなたたちのいわゆる改革を推し進めるというよりか、むしろ歯車を逆に回している面がある。
その一つは郵政改革ですね。官から民へという方向への逆行、それから公的金融の肥大化、財投復活、こういう道を歩んでいるじゃありませんか。
それから二番目、これは高速道路です。あなたたちのマニフェストでは原則無料化であったはずが、いつの間にか実質値上げ、浮いた財源で高速道路を造る、こういうようなこと。そのほか枚挙にいとまがありません。
しかし、なかんずく公務員制度改革、これについては元々民主党のマニフェストでは人件費二割削減、何一つ手が付いていません。それから天下り根絶、これも逆方向に進んでいる。福田内閣のときに与野党一緒になって作りました国家公務員制度改革基本法も無視をしている。これはつまり、労組依存、労組の言いなりの御党では絶対にできない、こういうことを証明しているんじゃないかと思います。
ところが、こういう法案を出しておきながら、今週末には、まあ審議も尽くさないで無理やり採決をするというようなことが言われてもいる。まさかそんなばかなことはなさらないでしょうと、あらかじめ警告をしておきます。
そして、先ほどの核サミットに返りますと、総理は十分間、オバマ大統領と会談をされたということであります。この十分間で何を議論されたんでしょうか。