白川方明の発言 (財政金融委員会)

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○参考人(白川方明君) 御質問の長期国債の買入れオペでございます。
 現在、日本銀行は、金融緩和効果を最大限発揮するために現に長期国債の買入れを大いに活用しておりまして、金融調節を行っております。現在、年間で二十一・六兆円、残高でもって見ますと五十七兆円でございます。この買入れ金額というのは、これはFRBと比べてもこれははるかに大きな金額を現に買っております。
 今、銀行券ルールというお話ございましたけれども、その目的ということに照らして考えてみます。
 まず、潤沢に資金を供給するという上で、現在、今申し上げましたとおり、日本銀行は十分潤沢に資金を供給しております。国債買入れオペ、それからそれ以外のオペ手段も使って潤沢な資金供給を現に行っていますし、これからもやっていきたいというふうに思っております。
 それから、もし長期国債の買入れが財政ファイナンスの容易化あるいは長期金利の人為的な誘導にあるというふうに市場で見られますと、むしろ逆効果でございます。現在、日本の財政バランスは非常に悪い状況であるということは皆さん御案内のとおりであります。最終的になぜ長期金利が低位安定しているかということについては、最終的な財政バランスの確保に向けて日本の国民はしっかり取り組む、それから日本の中央銀行も物価安定の下での経済の安定ということに努力をしていくという姿勢が信頼されているわけであります。もし、その点について疑念が生じますと、長期金利自体が上がってしまって経済活動にも結果的には悪影響が及ぶというふうに考えております。
 いずれにせよ、長期国債オペも活用して潤沢な資金供給を行っていきたいというふうに思っております。

発言情報

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発言者: 白川方明

speaker_id: 24444

日付: 2010-09-09

院: 参議院

会議名: 財政金融委員会