主濱了の発言 (農林水産委員会)

⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。 詳細は利用規約をご確認ください。

○主濱了君 民主党・新緑風会の主濱了でございます。どうぞよろしくお願いします。
 今日は、山田大臣それから篠原副大臣、参議院の農林水産委員会へ初めての御出席ということでございます。舟山先生も、政務官も何回も出ていますね、ということで、是非ともよろしくお願いをいたします。
 早速質問に入らせていただきます。
 まず、私は戸別所得補償制度について御質問をさせていただきたいと思います。
 今回の概算要求では七千九百五十九億円、これを要求していると、こういうことでございます。私は、近年の日本の農業、かなり元気をなくしていると、このように理解をしているところであります。この根拠としては、まず生産農業所得の低下、さらには販売農家数の激減、この辺に表れているというふうに思っているのであります。
 生産農業所得、これはもう皆様既に御承知のとおりでありますけれども、平成二年には四兆八千億ありました。で、平成十九年、これは三兆円、ここまで落ち込んでいると、こういう状況です。この結果と思っているわけですけれども、販売農家戸数が平成二年には三百万戸あったと。で、平成二十一年、最近の統計ですが、百七十万戸まで激減をしていると。これ四〇%以上減っているんですよ、この間にですね。これは大変な問題であると、このように思っております。
 このような中で、日本農業を元気にするために農業に所得補償制度を導入したと、こういうことでございます。日本の農政にとって不可欠な政策であると、このように思っております。限られた財源の中で今回優先的に約八千億、この概算をまとめられたということに対してまずは敬意を表したいと思います。
 それでは質問に入っていきますけれども、今、米の需要が低下する中で、まずは、低下している中なんだけれども農家の所得を補償しなければいけないと、こういう状況にあるわけでございます。
 ちょっと質問から離れますけれども、これまでにも本会議で、あるいは本委員会でもお話をしたことはあるんですが、地元の作家宮沢賢治についてちょっとだけお話をさせていただきたいと、このように思います。
 宮沢賢治は、昭和六年に、「雨ニモマケズ」と、こういう歌を発表をしております。この中を見ますと農業に関するものが様々入っておりますので、ちょっと御紹介を申し上げたいと思います。
 「ヒデリノトキハナミダヲナガシ サムサノナツハオロオロアルキ」と、こういうことで、農業は本当に自然に左右される産業であると、こういったようなことを歌っているところでございます。
 もう一つ、「一日ニ玄米四合ト 味噌ト少シノ野菜ヲタベ」と、こういうくだりがあるわけでございます。この一日玄米四合、これは実は、ちょっと計算しますと、一人当たり年間大体三俵ぐらい食べていると、こういう勘定になるかというふうに思っております。
 昭和六年、今申し上げましたように昭和六年には一人当たり三俵、そして統計上残っている一九六〇年、昭和三十五年には二俵、そして現在は五十八・五キログラム、一俵を切っていると、こういうふうになっております。この八十年間で日本人の米を食べる量、これが三分の一になっていると、こういう事態、これをまず私は認識をしなければいけないと、このように思っております。こういうことから、主食米については需要に合わせた生産数量目標、これが不可欠であろうと、こういうふうに思います。
 それからもう一つ、田んぼにおきましては、主食米から、要するに転作ですね、新規需要米であるとか麦、大豆であるとか、そちらの方にスムーズに移行することが必要であろうと、こういうふうに思っております。
 質問に入りますけれども、転作を容易にするためには、この新規需要米について、集荷から最終実需者までの流通経路が構築されていることが大切であると、このように思っております。流通経路構築の状況、実際に作ったものがうまく流通経路に乗るかどうか、その辺の構築はどうなっているのか、あるいは関係団体として挙げられるのが全農、全農なんかとの関係はどのようになっているのか、まずはお伺いをいたしたいと思います。

発言情報

speech_id: 117515007X00120100907_002

発言者: 主濱了

speaker_id: 12267

日付: 2010-09-07

院: 参議院

会議名: 農林水産委員会