林芳正の発言 (予算委員会)

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○林芳正君 今のお言葉、少しかみしめながら聞いておりましたが、実は、菅総理の奥様が毎日新聞のインタビューにお答えになっておられますのを実は、夕刊でございますが、拝見をいたしました。七月十五日でございます。
 私事で恐縮ですが、奥様に大変私、お褒めをその中でいただいておりますので、少し褒め殺しのような感じもいたしましたけれども、是非奥様にはよろしくお伝えをいただきたいと、こういうふうに思うんですが、私のことが書いてあるんでと言われて、実はこのインタビューを読みました。そして、今のお言葉とちょっと絡むんですが、奥様はこういうふうにインタビューでおっしゃっておられます。
 これは続投宣言をされたすぐのときということでございますが、財務相、財務大臣からすぐに首相になっちゃったんですよ。財政を何とかしなくちゃって思いを引きずっていましたから。財務相の気分で首相になっちゃったんですよ。会見が終わって公邸に戻ったら、芋じょうちゅうをロックで飲んでころっと寝てしまった。終盤には結果が良くなさそうだと知っていたけど、どんなに負けても続投するぞって割に早くから言っていたわね。神経図太いし、のうてんきな人だからと、こういうことでございます。どこの家庭も奥様というのは大変厳しいんだなと我が家を振り返ってもそう思っておるわけでございますけれども。
 実は、このことは、二つ今総理がおっしゃったことと関連して、非常にかみしめたというのは、まず、財務相の気分でと、気分でということはちょっとあれですが、この財政状況非常に厳しいということは、私は決して間違っていない。そして、財務大臣の気分を引きずったままで総理になってはいけないということではなくて、そういう厳しいことを財務大臣時代にいろんな我々との論戦やG20等でしっかりと頭の中に入れていただいて総理になられているということ自体は、私は決して間違っていないと、こういうふうに思っておるわけでございますし、それから、割とのうてんきでというところはあれでございますけれども、しかし不退転の決意でやっていくと。
 私の好きな言葉に失意泰然という言葉がございます。選挙で負けたときに私よくこの言葉を使うんでございますが、これは実はもう五つ、六然というのがあるんですが、対になるのは得意淡然、得意なときは淡い気持ちでと、こういうことが対になっていると言われています。したがって、得意のときに淡然であることができる人は失意のときにも泰然であることができると、こういう意味で私は受け止めておりますが、この奥様のインタビューを聞いておりますと、総理は失意泰然ということができているんではないかなというふうに思って、このときは、なるほど、選挙で負けても続投されて、この財政再建きちっとやっていくぞということかなと思いましたが、残念ながら、昨日、おとつい、特に谷垣総裁とのやり取りを少し聞いておりますと、失意泰然というのが若干色あせてくるなという感じがいたしました。
 昔の総理、財務大臣であれば、だれが何と言おうとおれがリーダーシップを取ってやるんだと、こういうことが、少し前のめり過ぎかなと私思うこともあったぐらいでございますが、この二日間聞いておりますと、国会がお決めになる、党でお決めになるということで、総理自身、このイバラの道を選ばれたという決意が伝わってこない、こんな感じがするわけでございますが、もう一度お聞きしますけれども、この選挙の結果、受け止めながら、最初の思いでリーダーシップを発揮していかれる覚悟おありかどうか、もう一度お聞きしたいと思います。

発言情報

speech_id: 117515261X00120100804_014

発言者: 林芳正

speaker_id: 30011

日付: 2010-08-04

院: 参議院

会議名: 予算委員会