林芳正の発言 (予算委員会)

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○林芳正君 今のお話ですと、私、先ほど申し上げた、どうしても今年の白書に、一回刷り上がったものを変えてまでやるという理由にはならないような気がいたします。蓮舫大臣には、幾ら掛かったかよく仕分で調べておいていただけたらということだけお願いをしておきたいと思います。
 経済財政運営について少しお聞きをしてまいりたいと、こういうふうに思います。
 ちょっとパネルの一番目を出していただければと思いますが、(資料提示)今回、財政運営戦略というものを出されて、そしてその中に中期財政フレームが入ってくるという形を六月に取られております。ここにお示ししておりますのは、この財政運営戦略、それから、その後出てまいりました概算要求の中に出てくる、具体的にどういう数字でやるのかということですが、正直言って私はがっかりいたしました。
 どういうふうに財政を運営していくか、財政再建と経済成長を両立していくかということで非常に大きな注目を集めていたわけですが、非常にシンプルな数字になっております。今から、歳出の大枠は七十一兆、三年間これを続けるんだと。それから国債の目標も四十四兆ということがあるわけでございます。これを受けて、じゃ、来年度の予算はどうするかというのも、内閣以下ずっと各省の数字が出ておりますけれども、この具体的な数字が並んでいると、何かすごくいろいろやっているように見えるんですが、何のことはない、その左側、概算要求枠というのは〇・九、こちらが〇・一で、一割ずつ切っていこうというだけの数字でございます。
 ここに対象にならない経費のお話は後でいたしますが、ここで大きな枠をつくるときに、もう少しやってほしいなと、なぜやらないのかなと疑問に思うところは、この分野別、これは、各国が財政再建をやるときに大きな五つか六つの分野の中で大きな枠を政治主導でまさに決めてやってきたと。
 パネルの二を出していただきたいと思いますが、骨太の二〇〇六を我々が決めたときには、ここにありますように、これは骨太の二〇〇六の別表でございますが、社会保障は今幾ら、自然体ではこれぐらいになるからこれぐらい削減をしようと。社会保障は削減額例えば一・六兆とか、人件費では二・六兆、公共投資では幾ら、その他で幾ら、科学技術振興費とかODAとか入っておりますが、分野別に数字を、これは本当にたたき合いをしながら党内で議論をして、本当にけんかをせんばかりのことをやって何とかまとめてこれ閣議決定したわけですが、こういうことを五年間やっていって何とか二〇一一年にプライマリーバランスということを二〇〇六年には計画を立てたわけでありまして、私は、何度か菅当時の財務大臣とも議論をしているときにも、中期財政フレーム、今年、来年、再来年のフレームを出されるということでしたから、最低でもこういう大きな分野別の数字というのが出てくるものだろうと。決してお茶を濁すようなことはいたしませんということをいろんな方もおっしゃっておられましたから、こういうものが出てくるだろうというふうに見ていたわけですが、実際に出てきたのは、もう一度戻していただくと、パネルの一のような、全体を七十一兆、すなわち、今やっている今年の予算と同じぐらいにするというだけでございます。
 全く、政治がめり張りを付ける、どの分野はどうしようと。例えば、我々、確かに二〇〇六年ああいうものを作りましたが、社会保障の分野は二年分ぐらいしかできなかった、しかし、人件費のところはきちっと五年間できたと。分野によってやりにくいところとやりやすいところがあるわけですから、そういうことも、もしいろいろ知恵を貸せといえば我々お出しする準備はあるんですけれども、そういうことをなさらずに、大枠七十一兆と、各省全部横並びで一割というだけが出ておりますけれども、そういうめり張りを政治主導でやろうというお考えはないんですか、総理。

発言情報

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発言者: 林芳正

speaker_id: 30011

日付: 2010-08-04

院: 参議院

会議名: 予算委員会