井上信治の発言 (環境委員会)
⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。
詳細は利用規約をご確認ください。
○井上(信)委員 私も、大臣が今答弁いただいたように、議長国としての日本の国の大きな目的はほぼ達成できたんじゃないか、ここは素直に高く評価をしたいと思っているんです。
しかし他方で、国際協議、こういった国際交渉の場というものは、もちろん、世界各国が共通の利益のためにいろいろと妥協をしながら、協調しながらその目的を実現していく、特に議長国というのはそのかじ取りをするわけです。こういった議長国としての役割と同時に、いや、もしかしたらそれ以上に大切なのは、やはりそれぞれの参加国がみずからの国の国益を守り、それを貫いていくということだと思うんですね。
そういう意味では、私は若干残念なのは、このCOP10、こういった国会の審議におきましても、あるいは我が党の環境部会というものがございます、そういった中でいろいろお話を伺っても、一締約国としての日本の立場、日本の国益をどう主張し、どう守っていくのか、こういったことに関する言及がほとんどないということなんですね。これはやはりちょっといかがなものかと思っております。
とりわけ地球温暖化に関しまして、これについてはいろいろな評価がありますけれども、やはり京都議定書の採択に向けて議長国として頑張った、そして成果を出した、しかし、いざ議定書を採択したら、何だか議長国の日本の国にだけ不利になってしまった内容になっているのではないか、こういったような声があることも事実なわけですから、この生物多様性が同じことになってしまっては困るということ、それを非常に強く思っています。
あるいは、来週からAPECが開かれます。やはりAPECを成功に導いていくというのは日本の国の責任ですけれども、しかし、今や日本の国の世論はそれ以上に、TPPに参加するかどうか、日本の国益をどうやって守っていくんだ、こっちの方が国民としては実は関心がある。これが国際交渉の現実であり、そして国政に携わる我々の立場であるということも言えるわけです。
ですから、そういう意味で、一締約国としての日本としてどのように国益を主張し、そしてそれをかち取ることができたのか、あるいは、こういった点については残念ながらかち取ることができなかったのか、そういったことについて御説明をお願いしたいと思います。