近藤三津枝の発言 (環境委員会)

⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。 詳細は利用規約をご確認ください。

○近藤(三)委員 自由民主党の近藤三津枝です。
 大震災後、初めて環境委員会の質問に立たせていただきます。
 東日本大震災によりまして、志半ばでお亡くなりになりました皆様方の御冥福を謹んでお祈りいたします。そして、今なお避難所での不自由な生活を余儀なくされている皆様方、心からお見舞いを申し上げます。
 今月、五月十一日に当環境委員会では、宮城県石巻市など、東日本大震災の被災地の瓦れきなどの災害廃棄物の処理の現場を視察させていただきました。現地の自治体、そして懸命に復旧に向けて取り組んでいる住民の皆様方、企業の方々から、地域の実情をお聞かせいただきました。いつも私は思います。切り取られた映像ではわからない、三百六十度の被災地に身を置いて、そして地域の方々の生の声をお聞きする、現場に立つ、これが政治の原点であるとつくづく思います。今回の視察の機会を与えていただきました関係者の皆様にお礼を申し上げます。
 石巻市内で最初に視察しましたのが日和山です。古来、北上川がゆったりと太平洋に流れ込む様子を見て、天然の良港の石巻港の船の安全を祈った場所です。しかし、今回は、被災の状況を確認する、そんな場所になっておりました。
 町の様相は一変しておりました。一面、津波のつめ跡です。地域の方々がこれまで一つ一つ積み上げてきた家屋、資産、そして地域のインフラが、押し寄せた津波によって瓦れきと化してしまいました。
 私は、被災者の皆さん方が積み上げてこられた、そして思い出や努力が詰まったこの一つ一つのものを、瓦れき、そして災害廃棄物と申し上げるのが本当に申しわけないと思っております。それでも、石巻を初めとしました被災地の復興のためには、瓦れきを早期に撤去するのが第一です。そして、復興のつち音を響かせなければなりません。
 きょうは、迅速に、そして安全に、資源の再利用も含め、災害廃棄物を処理するという観点から、私からも提案をさせていただきながら、建設的な論議をしたいと思います。
 五月十一日の視察では、石巻漁港の水産加工工場から出されます廃棄物の処理を視察しました。冷凍機能が失われ廃棄物となってしまった海産物が、カモメが飛び交う中、岸壁近くに山積みとなっていました。腐敗した水産物と段ボールなどのこん包材料を分別し海洋投入するために、作業が被災地の方々によって懸命に行われていました。皆さん、海産物の町、石巻の復興のためには通らなければならないと考え、一心に作業されているお姿に、心打たれました。被災された方が悲しみを抑え、食料品とならなくなった地域の海の恵みを処理している。
 まず、石巻の水産加工工場の商品価値のなくなった魚介類を海洋投入するための処理について伺います。
 このことに関しましては、こちらなんですが、四月八日、環境省から、「東日本大震災に係る災害廃棄物処理事業の取扱いに関するQ&A」、この文書が出されております。その中で、中小企業の災害廃棄物については、被災市町村内に事務所を有する中小企業から発生する瓦れきの収集運搬及び処分については、被災市町村が実施する場合には、解体工事とあわせ、処理事業の対象としたというふうになっています。つまり、平常時の廃棄物処理事業には解体撤去は含まれない、しかし、災害廃棄物処理を円滑に進めるために、中小企業の建物、工場については、収集運搬の前段階の解体撤去も事業の範囲に含むことができるということです。このことは、早期の復旧復興に欠かせないことだと思います。
 そこで、お伺いします。石巻の水産加工工場の商品価値のなくなった魚介類の処理は解体撤去になりますが、第一次補正予算で手当てをされる、市町村が行う災害廃棄物処理事業に当たると理解してよいのでしょうか。この分別作業が災害廃棄物処理事業であれば、海洋投入できるように分別作業をする皆さんの賃金も第一次補正予算で手当てされると理解していいのでしょうか。環境省の見解を簡潔にお聞かせください。

発言情報

speech_id: 117704006X00620110517_026

発言者: 近藤三津枝

speaker_id: 12123

日付: 2011-05-17

院: 衆議院

会議名: 環境委員会