遠藤乙彦の発言 (予算委員会)
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○遠藤(乙)委員 それは今後の与野党間の審議になるかと思いますが、いずれにしましても、衆議院におきましては、何度も申し上げますが、ぜひこの予算の審議と同時に公債特例をしっかり審議して、同時に参議院に送るということを大前提として考えていただきたいと思っております。
現に、まだ財金では、この公債特例、趣旨説明をやったばかりでありますので、まだまだ若干時間がかかるかと思っておりますので、それまでは、財金において公債特例がしっかりと審議、採決されるまでは、予算の方も採決は控えるというのが私は筋だと思いますので、同時に参議院に送るということをぜひお願いして、この点につきまして私の意見を述べておきたいと思っております。
続きまして、それでは国土交通大臣にお願いをいたします。
高速道路の無料化並びに高速料金の値下げの問題でございます。
これは、民主党のマニフェストの重要な要素であるとは理解をしておりますが、昨年六月の時点で、無料化については三十七路線、五十区間で実験をスタートした。ことしに入って、さらに六区間を追加して、三百二十九キロ追加をしたわけでありまして、全体で千九百八十一キロメートル。これは、阪神それから首都高を除くと、全体の中で二二%を占める。まだ全体の無料化にはほど遠い段階だと思っておりまして、そういった意味で、実験であると考えております。
このために、昨年は一千億、ことしは千二百億の予算をつけたわけでありますけれども、全面的な無料化のためには、民主党のマニフェストによれば一兆三千億必要なわけで、はるかに数字は遠いわけで、とてもこんな財源が見つかるはずはないというわけでありまして、そういった意味では、非常に問題があると思っております。
また、その中でいろいろな問題も派生しておりまして、例えば事故や渋滞の激増ですね。事故につきましても、先般の木村太郎議員の主意書に対しましての説明でも、二・五倍から三倍の事故が発生しているということが報告されております。また、CO2の大幅な増大ということも、これはまだ調査をしていないということですが、当然推測できるわけでありますし、また、競合する公共機関等にさまざまな打撃もあるということでありまして、非常に問題が多いというふうに言われております。
何よりも、財政的に持続可能でないということが非常に問題でありまして、とても国民の理解を得られないと思っております。
また、値下げの問題ですが、自公政権時代に休日千円ということでやったわけでありますが、さらに今回は、それを継続するとともに、平日も上限二千円ということを打ち出したわけでありますが、このためには大きな予算がかかるわけであります。
多分、この財源としては、自公時代に深夜の料金の値下げ等で政府が準備した約二兆円の財源を、これは十年間の予定で準備したわけでありますが、これを三年ぐらいで取り崩そう、そういった思いではないかと思っておりまして、では、その後はどうするんだということになるわけですね。したがって、これも持続可能ではありません。財源の裏づけのない、持続可能性のないこういった計画はやはり取り下げるべきじゃないか、そのように思います。
大臣御自身、高速無料化の問題は見直しの三大候補の一つだと発言されておられたようでありますし、ぜひともこの無料化実験並びに値下げのさらなる計画は取り下げるべきではないかと思いますが、いかがでしょうか。