逢見直人の発言 (予算委員会公聴会)

⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。 詳細は利用規約をご確認ください。

○逢見公述人 まず、貧困については、絶対的貧困と相対的貧困という二つの区分がございます。
 絶対的貧困というのは、一日当たり一・二五ドル以下で生活を余儀なくされている人々でありまして、これは地球全体を見ますと、アフリカ、アジア、中南米等にたくさんございます。
 こうした絶対的貧困とは別に、相対的貧困という問題がありまして、我が国では、さすがに絶対的貧困のもとで生活せざるを得ないという状況ではないと思いますが、しかし、相対的貧困については、OECDの統計、また厚生労働省が示した二〇〇七年でも一五・七%ということで、これは先進国の中で高い数字でございます。
 日本で、相対的貧困の比率が高まっている、さらにその中で子供の貧困という問題が起こってきて、これがその世代に引き継がれるということは大変大きな問題であるというふうに思っておりまして、こうしたものを所得再分配効果などによって是正していく必要があるのではないかと思っております。
 組織化率について御質問がございました。
 我が国の組織化率は一三ではなくて一八・七だったと思いますが、組織化の比率が下がってきて、ここのところ歯どめがかかったというところだと思います。これは、特に非正規労働者が増加してきたこと、また産業構造が大きく変わって第二次産業から第三次産業、サービス業等へ雇用がシフトしてきたということで、こうした分野における労働組合の組織のネットワークというか、網がまだかかっていなかったということで、我々も、ここはいろいろ課題を認識して、今組織率の向上に取り組んでおります。
 連合は公務員の組織じゃないかという御指摘がございましたけれども、比率からいうと、圧倒的に多いのが民間でございます。もちろん、公務員も組織しておりますけれども、民間で働いている人たちがたくさんいますし、それから、大企業のみならず、中小企業で働いている人たちもいます。
 また、連合は、すべての働く人たちのことを考えておりますので、労働組合に入っていない人についても、あるいは最低賃金、ワーキングプアと言われている人たちのことについても、我々は、同じ働く仲間ということで、そういう人たちの問題についても懸命に取り組んでおります。
 ディーセントワークにつきましては、それぞれの国によって状況が違います。それぞれの国の成長段階、国民所得の状況が違いますが、日本においても、やはりディーセントワークを求めていかなければいけない課題がある。
 特に、日本では、正規と非正規の間の働く人たちの格差があること、それからM字型カーブと言われているように女性の就業率が途中で落ち込んでいること、それから長時間労働、こうした問題があること、特にストレスなど、そうした状況も深刻な問題にあることなど、こうした点についてディーセントワークという視点から改善していかなければいけないと思っております。

発言情報

speech_id: 117705262X00120110222_112

発言者: 逢見直人

speaker_id: 24513

日付: 2011-02-22

院: 衆議院

会議名: 予算委員会公聴会