江田康幸の発言 (環境委員会)

⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。 詳細は利用規約をご確認ください。

○衆議院議員(江田康幸君) 環境分野に大変精通されている加藤先生のおっしゃいましたとおり、国連持続可能な開発のための教育の十年、UNDESDについては、我が国の提案によって国連総会で採択された国際的な取組でございます。
 当時、我が党としても、こうした世界的な持続可能な開発に対する機運の高まりを背景にしまして、環境教育の重要性を痛感して環境教育推進法の成立に尽力してきたところでございます。また、今般の改正案の作成に当たっても、我が党としてESDの趣旨、理念をしっかりと取り入れるよう主張し、第三条の基本理念に、地球規模の視点に立って環境の保全と経済及び社会の発展を統合的に推進することが盛り込まれるなど、大変意義深い法律になったと理解をしております。
 先生の御質問の内容でございますけれども、まず最初に日本におけるESD活動についてでございます。
 日本の著名な活動としては、例えば今回、大震災で大きな被害を被った都市でございますけれども、気仙沼市。ここは、平成十四年に環境基本条例を策定し、持続可能な社会づくりを原則として、スローフード都市宣言、国際文化水産都市宣言などを行った都市でございます。同時に、NGO活動として、森は海の恋人運動などを含めて進めてまいりました。まさに、森、川、海が一体となった豊かな自然環境を生かした環境教育、防災教育、そして食育、国際理解教育の特色ある活動を展開してまいりました。
 このような広範な協力体制の下で多様なESDの活動が評価されている気仙沼市は、平成十七年に国連大学から、国連持続可能な開発の教育のための十年の地域拠点、RCEの一つとして認定されております。世界におけるESDの推進の役割を担っているとも言えるわけでございます。
 もう一つ、日本のESD活動につきましては、従来からユネスコがユネスコ・スクールを展開してきたところでございます。このユネスコ・スクールがESDのテーマと一致すること、またユネスコがESDの主導機関となったことから、日本においてはユネスコ・スクールをESDの推進拠点と位置付けてまいりました。この連携強化によって日本国内の活動は今後大変期待できるところでございます。
 国際的な展開についてでございますけれども、国連ESDの十年の推進に向けまして、国連大学において持続可能な開発のための教育に関する地域の拠点、RCEづくりを進めているところであります。世界で目標の二百地域に向けて、現在八十五地域を認定して、これらの認定地域を他国機関が支援を行ったり、認定RCE間の連携も活発に行われているところでございます。
 以上、ESD活動の国内活動また国際展開について御説明をいたしました。
 次に、二〇一四年の最終年の在り方について御説明をいたします。
 国連ESDの十年の最終会合が、ユネスコと日本政府との共催で日本において開催することが決定をしております。国内の開催地の選定につきましては、透明性、公平性の観点から公募形式を採用することとしておりまして、本年の六月から七月に公募決定の予定でございます。
 日本はESDの提唱国としてその責務を果たすとともに、日本のプレゼンスを示すことが重要と考えております。世界にESDをアピールして、更なる今後のESDの普及促進の機運を高めることができるように実施することが大変重要でございます。改正案提出者の一人として、関係省庁連絡会議等に強く、特に環境省には強く働きかけたいと思っております。
 また、改正教育基本法による教育振興基本計画の策定におきましても、持続可能な教育につきましては学習指導要領の大きな視点であり、今まで以上に具体的に関心を持って取り組んでまいりたいと、そのように考えております。

発言情報

speech_id: 117714006X00820110607_008

発言者: 江田康幸

speaker_id: 29266

日付: 2011-06-07

院: 参議院

会議名: 環境委員会