前川清成の発言 (決算委員会)
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○前川清成君 五月三日、四日、お隣にいらっしゃる松野さんですとかあるいは小川法務副大臣と一緒に宮城県を訪問してまいりました。瓦れきの撤去や炊き出しを始めとする被災者支援、自衛隊の皆さん方の活動に、被災者の皆さん方だけでなく、国民の誰もが感謝しているところだと思います。
それで、大臣、こういうおまんじゅうがあるのを御存じでしょうか。会館の下にも売っているんですが、「がんばろう日本 ありがとう自衛隊」というまんじゅうも売っているぐらいであります。だから、今自衛隊の在り方が注目されている、それだけに、今このときに自衛隊の役割、これを考えていかなければならないのではないかと私は思っています。
限られた財源の中で、つまりは、国の借金が一方では九百兆円、他方では、今年税収が四十兆しかありませんが、四十四兆円赤字国債を発行しています。税金の使い道の優先順位というのをより厳格に見定める必要があるのではないかと考えています。
その点で、今日、委員の皆さん方のお手元にもグラフをお配りをさせていただいています。このグラフは、陸海空、各自衛隊の予算シェアであります。例えば、政権交代前の二〇〇九年度、防衛関係費は総額で四兆七千二十八億円でした。陸上自衛隊はこの中で一兆七千三百十四億円、率にいたしますと三七%になります。海上自衛隊は一兆六百九十九億円、二二%。航空自衛隊は一兆一千四百七十八億円、率にして二四%。これを冷戦終結以前に遡ってグラフにさせていただきました。
これを見るとお分かりのとおり、冷戦が終わっても、例えば北朝鮮の核開発やミサイル発射事件などが起こっても、陸海空の予算シェア、多少は凸凹しても、ほぼ横一線に並んでいます。
陸上自衛隊に関して言えば、ベルリンの壁が崩壊をいたしました。ソ連がなくなりました。十六年の大綱にこのように書いてあります。我が国に対する本格的な侵略事態生起の可能性は低下したと。つまり、大規模な本格的な地上戦はないというふうに書かれたわけであります。それでも、十六年大綱によりますと、戦車は六百両保有することになっています。しかも、その六百両のうち、恵庭に二百二十両、千歳に八十両、富良野に百両といった具合に北海道に約四百七十両配置されています。加えて、最新式の九〇式戦車は北海道にしか配備されていません。戦車の台数もさることながら、この戦車の大半を北海道に配備したままというのは、冷戦当時のソ連の北海道侵攻に備えるという思考がそのまま残っているのではないかと私は考えておりますが、大臣、いかがでしょうか。