實重重実の発言 (農林水産委員会)
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○政府参考人(實重重実君) 今委員御指摘の平成十五年の中・長期開門調査検討会議につきましては、平成十四年の短期開門調査の後、有識者の参集を得て、中長期の開門を行った場合の論点につき検討を行ったものでございます。この過程で、仮に制約条件を設けず常時全開して開門した場合の対策に必要な費用ということで、約六百三十億円と試算した資料をこの会議に提出させていただいた経緯がございます。これは、諫早湾干拓事業がまだ当時は実施途中でございまして、工事を一旦中止して、その時点で影響を回避するという前提で試算したものでございます。
現在は、その後、既に事業を完了いたしまして、干拓地営農が開始をしております。これに対する影響防止ということも必要となってまいります。また、当時、閉め切りから五年程度しか時間がたっておりませんで、土壌に塩類が残っていた部分もございますが、現在は既に堤防閉め切り後十数年を経過しておりまして、これを海水に戻すということを前提に試算をする必要がございます。これらに伴いまして様々な対策の変更がございました。また、相当の期間と費用を掛けまして今回のアセスメントということでございますので、精査をしたために変更となっている部分もございます。
今特に御指摘になりました排水の部分でございますけれども、防災機能の部分でございますが、例えばこの中で、今回のアセスメント結果の防災の二つ目に、洪水時排水ポンプ設置、百八十七億円というのがございますけれども、これは実は十五年の中・長期開門調査の資料の中ではない数字でございます。これは、中小河川、仁反田川につきまして、これは三十年に一度、三十分の一の確率で一般的に洪水対策を行いますので、そういう前提でそういった検討を行って、調整池、流入河川の溢水防止が必要であるということを新たに加えたものでございます。
このように、様々精査をした部分と、それから事業が完了し干拓地営農が行われているということで、新たな用水対策も必要になる、またヨシの撤去なども必要になると、こういうようなこと等々を加えまして変更になっているところでございます。