神山洋介の発言 (安全保障委員会)
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○神山委員 ありがとうございます。
全くおっしゃるとおりだと思います。もちろん、基地問題というところも大事でありましょうし、今例示としてお話をいただきましたMD、宇宙、サイバーの話、また、さまざまなテロリズムに対しての対処等々というところに対して協力関係をきちっと構築していく、そのベースの信頼関係をつくり込んでいくというそこがやはり大事な作業であろうと思いますので、ぜひその方向での御尽力を改めてお願い申し上げます。
さて、冒頭申し上げましたが、きょう、残すところあとまだ二十五分ほどありますけれども、この中で、大綱なり中期防に関連をしてのお話をさせていただきたいと思います。
中身の話に入る前にということなんですが、まず、この大綱、中期防をつくっていくプロセス、形成をしていくプロセスというところについて議論をさせていただきたいと思います。
昨年の十二月に閣議決定をする前段の中で、いろいろな形で議論が行われました。これは、国会の中でもそうですし、我々、部会の中でも議論をしてきましたし、一般のシンクタンク等々という中からもさまざまな議論が提起をされてきたというプロセスがありました。
今回の大綱もそうですし、前回の大綱も基本的にはそうかと思いますけれども、いわゆる懇談会方式という方式がとられています。有識者の懇談会、これは主に学者の先生方であるとかビジネス界のリーダーの方々であるとか、そういった方々を中心として有識者の懇談会が設定をされて、その懇談会の中で議論が積み重ねられていって提言が出されて、それを踏まえて、いろいろな形でまた議論が行われて、最終的に安全保障会議で決定をされていくというプロセスがあるわけです。
これはこれで、やはり広い意味での衆知を集めていくという意味においてはすぐれたプロセスかなとは思うんですが、ただ一方で、今回の新安防懇の報告書の中にも実際に記載がありましたけれども、懇談会方式というところを少し見直す余地があるんじゃないのかという話も幾つかのところでされているというふうに承知をしております。
例えば、有識者の懇談会で議論をされているときにもあるんですが、やはり防衛なり外交なりのディスカッションをしようとすると、どうしても機密事項、機微に触れる話というのはたくさんあるわけです。守秘義務がかかっていない中で、どこまでそういう情報をもとにして議論をすることが可能なのかというと、やはりこれは限界があろうかと思うわけです。
ですから、例えば、場合によってはそういったところで守秘義務をかけて、みなし公務員という形になるのかもしれませんが、その上で、きちんとしたシミュレーションを行うであるとか、そういう運用の仕方もあるんじゃないかという話もあります。
あとは、これはメンバーシップの問題なんですが、一般の有識者の方々も当然いらっしゃっていいと思うんですが、例えばそこに、政務三役の方々であるとか、ある程度の決定権を最終的に持ち得るような方々がもっと早い段階で参画をしていくということも、実は有識者懇談会からの議論の連続性を保っていくという意味においてはすごく検討の余地はあるんじゃないかというふうに思っております。
今回決められた大綱に関しては、大体十年ぐらいを想定してという形にはなっていますが、これは十年間そのままということはないと思うんですね、これだけの状況の中で。そうすると、何年後かはわかりませんが、五年後なのか、十年になる前の段階でまた見直しをするという局面が来る。そのときになってどういう方式がいいだろうかということを検討するのもいいんですが、やはり今回、一回できた段階で、次に向けてのプロセスを少し検討を始めておく必要はあるんじゃないのかなというふうに私は考えております。
この有識者懇談会、新安防懇の報告書の中にもそういった記載があったということもありますので、これは今すぐ結論をぱっと出さなきゃいけない話ではありませんけれども、ぜひこのあたりを検討していただきたいと思うんですが、御見解をいただければと思います。