神山洋介の発言 (安全保障委員会)
⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。
詳細は利用規約をご確認ください。
○神山委員 前向きな御答弁をいただきまして、ありがとうございます。
ちなみに、アメリカは、二〇一〇年にQDRを出しましたが、それの検討プロセスの中でさまざまな作業部会をつくっています。その中でもかなり細かいシミュレーションを行っているというふうに承知をしております。やはりそういったことを、これからの日本の、我が国の防衛大綱をさらにレベルアップさせていくという場合においても、その策定プロセスというところを見直していくというのは大事なことだと思います。
そのポイントになるのは、やはり秘密の部分、今、秘密保護法制が検討されているというお話もあります。あれは、国家機密を当然守らなきゃいけないわけですけれども、それが漏れることを防ぐというところもそうですし、やはりきちっと情報をわかった上でより深みのある議論をするという部分において大事なことなんじゃないかというふうに私は思うわけです。当委員会あたりも、ある意味では秘密会をすべきじゃないかという議論は今までもずっとあるというふうには承知をしておりますし、そういったこともあわせて、ぜひ今後も御検討いただけたらありがたいというふうに思います。
これは同じく大綱そのものの中身の話ではないんですが、今回、大綱が見直されました。改めてこれは、そのまま読めばそのとおりなんですが、防衛計画の大綱というふうに書いてあるわけです。防衛計画の大綱は、それはそれでいいんですが、よくよく考えたときに、防衛計画の大綱である限りは、これはやはり防衛省・自衛隊についてどうするかという話であるとか、ある種、狭義の安全保障、軍事面にかなり特化をしているという形になるのは否めないと思うわけです。
一方で、では今どんなことが必要とされているかということを考えたときに、先ほども少し、サイバーであるとかいろいろなお話がありましたが、必ずしも軍事の領域のみならずという意味において、安全保障をやはりきちっと考えていかなきゃいけないということはもう周知のとおりじゃないかな。そう考えたときに、防衛計画の大綱は、それはそれで必要だと思うんですが、私は、もう一段上の安全保障の戦略というのはきちっとあっていいんじゃないかなというふうに思っております。
ちなみに、アメリカが全部いいわけじゃありませんが、アメリカでいえば、例えば、大統領がつくる国家安全保障戦略があって、国防長官がつくる国家防衛戦略があって、統合参謀本部議長がつくる、ちょっと名前を忘れましたけれども、またそれは別途あるわけです。段階が分かれているわけです。
下の部分をどこまで階層をつくればいいか、これはいろいろ議論の余地はあろうかと思いますが、少なくとも、この防衛計画の大綱という、そこの上位の概念というのはやはりあってしかるべきだと私は思っています。これは国家戦略会議という中でやるべきなのか、どういう枠でやるべきなのかというのは、まだ若干検討を要するのかもしれませんが、やはり今のこの時代に、その一段上位の、統括をした、若干古い概念かもしれませんけれども、総合安全保障的な観念の中で安全保障戦略をきちっとつくるということは検討されてしかるべきじゃないかなというふうに私は思っております。
ぜひこれから、次の防衛大綱をにらみなのか、できれば早い段階の方が私はいいと思うんですが、そのあたりを検討できるように、これは野田内閣としても検討していただきたいし、やはり安全保障の根幹を握っていらっしゃる一川大臣にも前向きに御検討いただきたいなというふうに考えるわけですが、御見解いかがでしょうか。