赤松正雄の発言 (外務委員会)
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○赤松(正)委員 かくほどまでに、まだまだ明確に、ここに原発を出すということについて、今の状況の中で、日本の国民の幅広い理解を得るというにはほど遠い現実というものがあるということを私は指摘したいわけであります。
前回ほどきょうは時間がありませんので、この問題についてはそれぐらいの指摘にとどめておきますけれども、要するに、政府の国際的な原子力協力に関する基本方針というものを見ますと、相手国の意向を踏まえつつ、この相手国の意向というものを極めて重視する志向性というものが色濃く出ているわけなんですね。
そうすると、ベトナムとかヨルダンとか、そういうある種新興国家、ベトナムなんかについては、私らの世代にとっては非常に感慨深いものがあります。ベトナムが今こうやって原子力発電所を持とうとしているということ自体、大変に、時間の流れの中でベトナムがそこまで経済効率性というものを求めて躍進をしてきたんだなという思いはあります。
しかし、今、日本が三・一一という人類史上まれに見る、まさに、ある種、二度あることは三度ある、アメリカからロシア、そして日本、こういうふうに続いてきた原発に対する人類史的な大きな問いかけ、このまま原発を従来どおりにやっていいのかということを問いかけられている。そういう状況の中で、今お答えがあったような、そういうある種幾つかの課題というものを積み残したままこれを進めるということについては大いなる問題がある、そんなふうに私は思います。
そして、外務大臣は、十月二十六日の私とのやりとりの中でも、あるいは同僚委員のやりとりの中でも、「新規については、」新しい原子力発電所の各国の意向というものの新規分については、「一回きちっと立ちどまって、考え方をもう一回取りまとめて、しっかり、原発を輸出するかどうかという話なので、そっちについては改めてきちっと政府全体で結論を導きたい」、こうおっしゃっています。
ならば、まさに、そういう新規分についてそうだというならば、今のこの四カ国、あるいはそれ以外に今進めているUAEとかインドとか南アとかトルコとかブラジルとかメキシコ、こういったものについても、やはり一回きちっと立ちどまって見直す、これが本来あるべき姿勢だと思うんですけれども、もう一度外務大臣の考え方を聞かせていただきたいと思います。