竹本直一の発言 (内閣委員会)

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○竹本委員 石田さんおっしゃるとおり、そんなに考え方に大きい差はないわけであります。それをどう執行するか、どう実行するかについて、どう役所を説得するか、それだと思うんですよ。ただ、外為の金を使うなんということは、今まで大蔵省は絶対ノーだと言っていたのではないですか。おたくらがその扉を開いたのは一つの功績ですよ。だけれども、もっと開かなきゃだめだというのが私の言いたいことです。
 日銀の資産買い取りにしましても、もっとやらないと金融緩和にならないんですよ。やっていますと言うだけじゃだめで、もっとやらさなきゃだめだ。そこが迫力がないから、幾ら円高対策を政府が打ってもマーケットが反応しないんですよね。あのスイスの例をもう一回よく検討、調査してもらって、あそこまで不退転の決意を示すとやはり守られるんですね。彼らは言うことを聞くんです。
 そういうことも含めて、だめだ、だめだと役所は言うけれども、しかし、それを修正するのが政治で、おたくらが言っていた政治主導というものじゃないですか。だから、あなたたちが言っていることをもっとしっかりやらなきゃだめだということであります。そこを、口で言っているだけで実際はようやらない、反対があったからできなかった、これでは、言いわけはもう政治には要らないですよ。もっと不退転の決意を見せないといけない。
 もう一つ言っておくと、今回の東北の大震災でも私は思ったんですけれども、どうも民主党の先生方は、国民がどう見ているかという見てくれを物すごい気にし過ぎる。政治が何を期待されているかということにこたえようとしていないところがある。
 例えば、被災地の人たちは体育館に避難しています。我々が政権にいたときは、平沢さんがここにいるけれども、我々はともに役所にいたんですよね。そして、三原山の噴火のときに、一万人の島民を一夜で大田区に連れていき、体育館へ収容しました。そして、この人たちはずっと何も持たずに来ていますから、一人当たり十万円をたしか発災十日後に渡しまして、何とか日々の生活に御苦労のないようにしました。それから、神戸の大震災のときも、たしか二週間後ぐらいに五十万平均で被災者全員にお金を渡しております。
 なぜならば、特に今回の東北の大震災のときは一文なしで来ているわけですよ。体育館でカップラーメンとか配られるものは食べられるけれども、たまには回転ずしぐらい行きたいと思うじゃないですか。そのときに一円も持っていないんですから。もしこの被災者が皆さん方の御兄弟であり御両親であったら、そんな不便をかけられないからとお金を届けるでしょう。そこの本気度がないんですよ。困っている人を自分の親族だと思う気持ちがないんです。それが薄い。そうじゃなくて、どう思われるか、どう思われるかばかり気にしている。政治に心が伝わっていないんですよ。
 だから、本気度を示すことが大事。冒頭説明しました、増税をする、すると言っていますけれども、やるのならしっかりとやらなきゃだめですよ。どうせ後で引き下がるのなら余り言わない方がいい、私はそう思いますよ。
 大体、災害対策なんかは、これはもう過去の日本の歴史を見てもそうじゃないですか。関東大震災のときもそうですよ。困っているときに増税しちゃえば、それは、あなた、災害を受けていないところも被災地を応援する体力が出てこなくなるじゃないですか、景気が悪くなって。
 だから、そういうことを考えますと、政治というのは何が必要かというと、特に民主党に申し上げたいけれども、もっと本気度が必要ですよ。そうしたら、国民も期待したことについてそう裏切られていなかったと思うかもしれませんけれども、今までのあなたたちがやってきたことは全部裏切りですよ。裏切りですよ。裏切るつもりでやったんじゃないんでしょう。だけれども、しっかりやらないから、結果として裏切ってしまう。それは政治ではないということを私は申し上げたいわけであります。
 そこで、円高ですが、あらゆる手段を尽くして日本産業を再生させなきゃいけない。私は冒頭言いましたように、円高のときは円高のメリットを使え、円安のときは円安のメリットを使えということですが、今ちょっと調べますと、きのうの速報値ですけれども、日本企業による海外企業のMAが、一一年度上半期、四ないし九月で、前年同期比三一%増の二百四十一件、半期ベースで過去最高となっているわけであります。
 また、MAに加えまして、資源の獲得、その他優良資産の獲得をもっと促進しなければならない、このように思います。そういう点については皆さん御同意でしょうけれども、どういう工夫をしておられるか、お答え願いたいと思います。

発言情報

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発言者: 竹本直一

speaker_id: 34619

日付: 2011-10-26

院: 衆議院

会議名: 内閣委員会