柴橋正直の発言 (北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員会)
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○柴橋委員 使い切り予算でないことは重々私も承知をしております。
さはさりながら、現状、政権交代をして、北朝鮮拉致問題についてなかなか前進が見られないということも事実でありまして、せっかく予算の枠を確保し、また私ども議員も、家族会の皆さんや救う会や応援団の皆さんに、政権かわって予算増額しましたよというふうに言っても、中身が全然使われていないのでは、もうこれは成果が上がっていないで当然と言わざるを得ませんので、ありとあらゆる、使える手はすべて尽くして、やはり拉致問題の前進というところに全力を傾けていただきたいということでございます。
これは、予算の問題について、大臣と問題意識の共有化という意味で冒頭質問をさせていただきました。
次に、特定失踪者問題について大臣に御質問させていただきたいと思います。
私の地元である岐阜県にも、きょうは古屋先生もお見えでありますけれども、特定失踪者が三名いらっしゃいまして、塚腰義正さん、それから尾方晃さん、そして林雅俊さんという三名でございます。
最後に申し上げました林雅俊さんの失踪状況を少し御紹介しますと、実は最近でありまして、一九九八年の五月の十二日に、当時、私どもの地元にあります岐阜大学の大学院生で二十三歳でございました。福井県の越前町の海岸に車が残されておりまして、そこの中にパソコンが置いてあったんですが、そこに、いやあ、もう疲れちゃったよ、云々くんぬんというメッセージが残されていたそうですが、いろいろな方、警察の方も調べられて、これは本人のじゃないんじゃないかというようなことが言われていますし、北朝鮮にいるという不確実情報もあるということで、調査会の中では一千番台のコードがつけられているという方でございます。
そこで、特定失踪者の周知について質問させていただきたいんですが、過去、日本人ではありませんが、レバノン人の女性が海外で北朝鮮に拉致をされたときに、ベオグラードのホテルから逃げ出しまして、クウェートの大使館に逃げ込んだ、そこでお二人助けられて、ほかにも実は二人いるんですということで、残りの二人の方も北朝鮮から取り戻すことができたという事例がございました。また、ジェンキンスさんも、一九六〇年代の後半に、平壌でソ連大使館に政治亡命させてくれということで駆け込んだことがあるということだそうでございます。
したがいまして、朝鮮半島の有事の際、あるいはそうでないときにも、こうした拉致被害者の方はもとより、特定失踪者と言われる方も、北朝鮮にある在外公館に逃げ込む可能性があるのではないかというふうに思っています。
そうした中で、日本政府として、北朝鮮に在外公館を置いている諸外国に対して、特定失踪者が駆け込んだときにはぜひ保護をしてほしいというような保護要請をしておられるのかどうか。
また、例えば岐阜県の林雅俊さんでありますとか尾方晃さん、塚腰義正さんといった個人的な名前をきちっと挙げて、こういう方々が北朝鮮に拉致をされている可能性が高いので、駆け込んできたときにはぜひ保護をしてほしい、こういった具体的な要請をしておられるのか、大臣に質問させていただきたいと思います。