赤松正雄の発言 (憲法審査会)

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○赤松(正)委員 二つ目のテーマの日米安保条約また在日米軍基地の話に入る前に、今、辻元さんがおっしゃった最初のお話、これは私どもも大事だと思います。イラク戦争の総括をすべきだと。実は、政党でやったのは公明党だけ、恐らくそのことは皆さん御存じないだろうと思うんですけれども。大変苦労をしたというか、大変な決断をもってやりました。政府・民主党も自由民主党もぜひ、政府・民主党の方はやるというふうにおっしゃっているんですけれども、まだ正式には出ていない、おやりになってほしいということを強く申し上げておきます。
 それから、在日米軍基地の問題、日米安全保障条約との絡みで申し上げます。
 実は、先ほども申し上げましたけれども、私が公明党に入党したころ、実は、日米安全保障条約の段階的解消、在日米軍基地の撤去をめぐって、具体的に在日米軍基地の総点検というふうなことをやろうということを推し進めてきた、そういうただ中に公明党にいましたもので、以来ずっといるわけですけれども、大変この問題についてはいろいろな感慨を抱きます。
 結論的に言うと、私は日本人として、私は昭和二十年生まれですけれども、この国の中に他国の軍隊が基地を持っているという事態は何としてでも解消したい。ただ、これは私が生まれたときから百年はかかるのではないか。今、六十七にやがてなろうとしていますので、まだ三十数年はかかるのかなと思っていますが。
 そういう点で、短中期的には、この日米安全保障条約、そして在日米軍基地の存在はやむなしというふうに思いますが、常に一貫して、これであってはいけないという思いを持ち続けることが大事だろうと思います。
 そういう点で、沖縄における問題をどのように今を生きる日本人が考えるかということは際立って大事だと思います。
 そこで、少しエピソードを申し上げたいんです。
 この間、嘉手納以南の五つの基地を訪問しました。そのときに二つ印象的なことがあったんですね。
 一つは、普天間の、米軍の最高の立場にある人がこう言ったんですね。要するに、普天間のようなこういう基地は世界に幾らもある、特に珍しくはない、特にここが危険だというふうなことはない、こういうことを言われました。これは甚だしい事実誤認じゃないのかな、知ってか知らずかそう言っているのかなと思ったのが一つ。
 もう一つは、具体的に名前を挙げますとエルドリッジ氏でありますけれども、私がこう申し上げました、日本はアメリカに対して、ホストネーションとしてホスト・ネーション・サポートをやっていると。これは私の持論なんですが、ならば、ゲストネーションとしてのアメリカはゲスト・ネーション・マナーを持つべきだ、ホスト・ネーション・サポートとゲスト・ネーション・マナーが同時にない限り、これはよくない、非常にゲスト・ネーション・マナーに欠けるところが今のアメリカにある、こう申し上げたら、米兵の犯罪と沖縄における沖縄人の犯罪とを比べてみてくれ、そういう比較を持ち出したり、あるいはまた東日本大震災におけるトモダチ作戦の話をして、要するに米軍の側の正当化というふうな話をしました。
 そういうことを通じて私がきょうこの場で申し上げたいのは、やはり、最低でも県外という言葉から、今日、沖縄をめぐる問題が混乱の極に達しているわけでありまして、政党の中においても、党中央と現場沖縄とのねじれというようなことが起こっている政党もあるやに伺います。
 そういう状況の中で、日本全体として、先ほど言った、長期にはあれだけれども中短期にはやむなしという米軍基地の受け入れについて、日本人全体がやはりしっかりと受けとめなくちゃいけないということが一つ。もう一つは、やはり、我々日本の国会に所属している議員がアメリカに対して、さっき言ったようなゲスト・ネーション・マナー、ホスト・ネーション・サポート、こういうことのありよう、実態というものをアメリカにしっかりと伝えていかなくちゃいけない、余りアメリカはわかっていないということを感じたということを申し上げて、終わります。

発言情報

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発言者: 赤松正雄

speaker_id: 4375

日付: 2012-05-31

院: 衆議院

会議名: 憲法審査会