稲見哲男の発言 (予算委員会)
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○稲見委員 おはようございます。民主党・無所属クラブの稲見哲男でございます。
質問の機会を与えていただきました皆さんに、心から感謝を申し上げます。
私は、党震災対策本部の事務局次長として、福島県対策室長として、この十五カ月間、被災地に寄り添ってまいりました。そういう立場を踏まえて質問をさせていただきたいと思います。
九日の土曜日に、党の代表の一人として、F1、福島第一原発の視察をする機会がございました。免震重要棟では高橋所長から丁寧な御説明をいただいて、安定化センターの職員の皆さんが必死の思いで働いておられる、このことを確認いたしましたけれども、一方で、取り返しのつかない事故によりまして、壮大なるゼロとは言いませんけれども、マイナスからゼロに向けて何と壮大なる作業が行われているのか、このことを強く実感いたしました。毎日三千人、年間で百万人の労働者の方々が、最終的には廃炉に向けての後始末に追われております。何かを新しく創造するためではなくであります。
一方で、故郷を追われました十六万人の原発被災者の方たちだけではなくて二百万人の福島県民の方々が、将来の不安を抱きつつ政府の支援を渇望している、こういう状況でございます。
まず、国土交通大臣にお尋ねをいたしたいと思います。
高速道路の無料化につきまして、本年四月から新たに、被災者の方々の一時帰宅に着目をして、県内十五カ所のインターチェンジを出入りする車が無料になっております。その位置づけを十分理解しつつ、しかしながら、ばらばらになっている家族の面会にこれが大きな役割を果たしている。例えば、仕事の関係でやむを得なく仮設住宅やみなし仮設に住んでおられて、その上で、家族が避難をする山形とかあるいは新潟とか、また南下をして茨城とか埼玉とか東京の家族に会いに行かれる、こういうことにはまだまだ不公平感がございます。
前田大臣のときに、英断で、四月の二十日に六カ所の拡大がございました。しかしながら、確かに東電の賠償費用には入っておりますけれども、現地の要望としては、東北自動車道の白河、矢吹、須賀川、それに磐越道の会津若松を除く県内、合わせますとあと八カ所あると思うんですが、何とかそこに拡大できないものか。前田前大臣から、羽田大臣に引き継ぎをしておいたよ、こういうふうなことでございましたので、新大臣の決意をお聞きしたいと思います。