平智之の発言 (予算委員会第七分科会)

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○平(智)分科員 ぜひ、大臣におかれては、このグラフをもって原子力がやはり一番安いという認識が広がらないように、あるいは、もしそういう認識があったら、それを是正いただくように強く要望いたします。
 そして最後に、原子力に関して、この十六ページをごらんいただきたいのでありますが、試算自体をほとんど無意味とする試算事例がございます。
 これは先ほどいみじくも大臣もおっしゃったことで、あくまでも試算だということから見れば、これは日本原子力産業会議が五十年前に試算をしたものでありまして、大都市から百キロから百五十キロ離れたところで、今回のモデルの計算の七分の一の十七万キロワット級の原発が事故を起こした場合、GDP比で二二%の被害が出るという五十年前の研究結果があります。これはもう事実上破綻でありまして、期待値の計算や確率の計算に原発はなじまないということであります。八・九円など、ほとんど意味がないのであります。
 それから、つい先日、ライプチヒ保険フォーラム、これはライプチヒ大学の保険数理の専門家のグループがやった研究でありますが、ドイツの原発十七基の保険金額を保険数理で計算した結果、六百六十兆円と出ております。これを五十年、日本は四十年でありますが、積み立てすると、一キロワットアワー当たりの金額は九百四十円です。八・九円ではありません。積み立てだけです。したがって、事実上無理なので、保険の対象にできないということは、現実的に存在不可能であります。
 保険で、市場で、マーケットでできないということは、国がこれを全部面倒を見るということですが、ならば、再生可能エネルギーにシフトを切ることの方がはるかに現実的ということになってしまいます。
 これの信憑性はお聞きをいたしませんが、現実的に、どの場所に、例えば、私は関西でありますから、琵琶湖がセシウムで汚染されたら、二十年、三十年にわたって、チェルノブイリと同じように、関西全体が三十年立入禁止になる。この経済損失は八・九円ではありません。このことを考えたら、平均値で、あくまでも下限値だという議論自体が全体に意味を持たないということを改めてここで強く強調したいと思います。
 もう一度、大臣の御所見をお願いいたします。

発言情報

speech_id: 118005271X00120120305_070

発言者: 平智之

speaker_id: 21218

日付: 2012-03-05

院: 衆議院

会議名: 予算委員会第七分科会