高木陽介の発言 (国土交通委員会)

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○高木(陽)委員 問題意識を持ってやっていただいているということで、ここの部分はすごく安心したんですが、実は、私は東京なんですけれども、東京都というところはなかなか規模もでかいですし技術もある。外郭団体を持っていまして、私、東京都の技官の方にそういった問題意識を話したときに、東京の場合は、区市町村と、そこの外郭団体が技術のノウハウを持っているので、そこはしっかりとタイアップをしながらやりますと。ところが、東京都の外郭団体ですから、東京都以外の県では活動できないというようなことがあります。
 これは、独法改革等々、今までの行革の流れで、そういった国土交通省所管の、技術をしっかりと持って、または自治体のバックアップをできるところがなくなってきてしまった。だから、ただ単に行革、行革ということで組織がなくなっていくということが果たしていいのかどうかということも、一つ問題提起をさせていただきたいと思います。
 なぜこんなことを言っているかというと、政権交代をいたしまして、今回も公共事業の部分がクローズアップされている。そうなりますと、またばらまきか、また古い政治に戻るのか、こういった批判をされる方がいらっしゃるわけですね。
 実は、去年の十二月の衆議院選挙のときでございますが、私は党の広報の担当もやっておりますので、テレビの討論番組によく出させていただきます。TBSの、みのもんたさんの「朝ズバッ!」に出ました。そのときにこれが問題になりまして、みのさんが、高木さん、公共事業ですけれどもと、こういうふうに言ってきた。
 私はそのときに、みのさん、今、東北で復興が行われていますね。あの震災で港が壊れました、道路や橋が壊れました。そういった中で、生活を取り戻さなければいけない、復興しなければいけないということで、今、復興を加速するために道路を直しています、港湾を直しています。そうしないと仕事もできない。これは公共事業ですね。これは悪いことですか、こういうふうに聞いたら、みのさんは、それは大切なことです、こういうふうに言いました。
 それをやるのが防災・減災ニューディールなんです。もっと言えば、震災が起きて、命が奪われてから道路を直したって意味がないんだ。震災が起きてめちゃくちゃになって、生活がだめになってからさあ直そうでは遅いんだ。その前に、事前にやることが大切じゃないですか、それが私たちが主張している公共事業なんですよ、こういうふうに申し上げました。
 そのためには何をするかといったら、冒頭に申し上げました総点検をやることが大切だ。そして、なるほど、ここは早くやらないと震災のときに命にかかわるなというところに優先順位をつける。わからないで、ただ単に全国各地で事前防災ですと、こういうことでやっても、これは本当に必要なのかどうかというのが、そこの住民の方々、多くの国民が理解をする中で公共事業というのはやっていかなければいけないなということを主張させていただきたいと思います。
 その上で、今度は現実的な問題。首都直下型地震がいつ起こるかわからない。今、想定では、三十年以内に七〇%という。ただ、この三十年という数字が出ると、ああ、三十年後に来るのかなと思う方がいらっしゃいますが、これは、きょう起きてもおかしくないという確率ですね。
 その中で、まずは道路について伺いたいと思うんです。
 東日本大震災、三・一一のときに、この都心は大変な渋滞に巻き込まれました。実は、私も、統一地方選挙の前で大阪に行く予定だったんですけれども、夕方の五時でした、結局会合が中止になりましたので、羽田から戻るとき、議員会館に戻るのに六時間かかりました、羽田から赤坂まで。そういう状態でしたね、都内は。
 警察庁からちょっと聞いたんですけれども、一般道二千六百八キロある中で、発生から三時間後、十八時ごろから渋滞のピークになって、二十時から翌日三月十二日の三時まで、通常の道路渋滞と比べると二十倍になっていた。だから、ほとんど車は動かない。これは震災が東北で起きているにもかかわらず、東京は、被害がなくてあの大渋滞でした。
 そんなときに首都直下が起きて、被災をしている、火災が起きている、そういった中でまた渋滞が起きる。特に震災が起きたときは、緊急輸送道路に指定されている道路では、道路に放置しなさい、できれば左側に寄せてキーをつけたまま、それで放置をする、こういうふうになっています。ところが、渋滞している中で放置した場合には緊急輸送道路にならないわけですね。その場合、どう道を開いていくか。東日本大震災のときは、くしの歯作戦で道路の啓開活動が速やかに行われたことが復旧また支援の大きな鍵となりましたが、緊急輸送道路に車が放置された場合、どうなるか。
 例えば首都高なんかもずっと渋滞しているわけですね。私は住まいが東京の日野市にあります。国立府中インターから朝乗ったときに、朝のラッシュ時というのは六時台から七時台、もう大体十キロから十五キロぐらい渋滞している。これは、二車線の高速道路がともに渋滞しているわけです。そこで震災が起きたら、十キロ分、車が放置されたままになります。
 緊急輸送道路といっても、消防車も通れない、救急車も通れない、支援物資も通れない。さあ、そういったときにどういうふうにするかということをちょっと伺いたいと思います。

発言情報

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発言者: 高木陽介

speaker_id: 15971

日付: 2013-03-15

院: 衆議院

会議名: 国土交通委員会