徳永エリの発言 (国民生活・経済・社会保障に関する調査会)

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○徳永エリ君 ありがとうございます。まずは機会をつくっていただいて、雇用の中でその人の能力や可能性を企業が伸ばしていく、すごく大事なことだと思います。
 ちょっと話変わりますけれども、私、実は地元で、生活保護受給世帯の若い母子の方々にたまに会ってお話をさせていただいているんですが、二十代の前半の方々が、仕事がしたくてもなかなかできない、仕事ができるのにできない、面接に行っても受からないということで、結局、生活保護を受けざるを得ない。そういう方の親も、やはり生活保護を受給していたということなんです。こういう方すごく多くて、いろんな今支援を、就労支援という形や先ほどの中間的就労という取組も検討されているわけですけれども、やっぱり働ける機会がないというのはすごく大変なことだと思うんですね。
 あともう一方で、その生活保護の母子家庭にお邪魔をさせていただいて、結構長い時間一緒にいさせていただいている経験を何度かさせていただいているんですけれども、世帯によっては、お母さんが朝起きることができないので、ごみも出しに行けない、ごみステーションに。家の中がもうごみ袋だらけで、歩くところもごみ袋をかき分けてつくらなきゃいけない。座るところもつくらなきゃいけない。
 この子供の部屋をちょっとのぞくと、脱いだ服が敷きっ放しの布団の上に山積みのようになっていて、その上にちょこんと猫が座っていて、衣類がもう猫の毛だらけみたいな状況で、そこからほろって子供が学校に着替えて行くというような生活があったり、食事の状況を見せていただいても、ホットプレートがぼんとテーブルの上に置いてあって、そこに、御飯だけ炊いて、御飯とジュースを持ってきて、スーパーから買ってきたもやしとお肉をパックからそのままひっくり返して、お箸でホットプレートの上で交ぜて焼いて、それを焼き肉のたれで食べるというような、とても食事とは言えない。食事の環境とかマナーとか、そういったものが身に付かないなというような風景をたくさん見てきました。
 今、そういう子供たちが社会的なリテラシーを身に付けるために、雇用にもつながっていく自立をするために、いろんな支援を特に中学校を卒業して高校に行くころぐらいからやっていると思うんですけれども、私はその基本的な育ちというのはもっと早くやらなければ駄目なんじゃないのかなといつも思っているんですね。
 子供たちに対する支援とか若者たちに対する支援というのはあるんですけれども、このお母さんたちの教育というのをやった方がいいのではないかなと思っていて、特に母子世帯の方々は孤立しがちですから、どこかにお母さんたちが集まって情報を共有したりとか、あるいは親としての意識をお互いに持つようにいろいろな会話をしたりとか、安い材料でも簡単においしく作れるようなお料理教室をやってみたりとか、そういうことが子供の心の育ち、体の育ちにつながっていって、結局は家庭の中から社会的リテラシーを身に付けていってきちんと雇用機会に巡り合えるということになっていくんではないかなと思っているんですが、これなかなか、実際にやろうと思うとすごくハードルが高いと思うんですね。
 後藤さんも恐らく取材の中でそういう場面を多々見ておられてお考えになっていることがあるんではないかなと思うんですが、何かアイデアといいますか、こういう取組をしたらもしかしたらできるんじゃないだろうかということがあったらお聞かせいただきたいと思います。

発言情報

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発言者: 徳永エリ

speaker_id: 20986

日付: 2013-02-27

院: 参議院

会議名: 国民生活・経済・社会保障に関する調査会