前川清成の発言 (予算委員会)
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○前川清成君 ありがとうございました。
それで、先ほど総理が五五年体制のお話をされていましたが、私も長く続いた五五年体制下の憲法論議というのは、一方では自民党が占領下の憲法だと、自主憲法を作る、ともかく全面的な憲法の改正ということを党是にしておられました。他方で、五五年体制で社会党が大変大きな勢力を持っていて、その社会党は、いわゆる護憲、憲法に指一本触れてはならないと、憲法を変えることが戦争への道だと、こういうふうな論理でした。
しかし、先ほど私も申し上げたとおり、憲法というのは、時代や社会の変化に応じて見直すべきことはむしろ当然だと思っています。しかし、ただ変えたらいいんじゃなくて、どう変えていくのかと。現行憲法のどこに問題があるのか、その具体的な方向と必要性を国民の皆さん方にお示しをして、国民とともに、憲法制定権力者は国民ですから、国民とともに議論することが私は大事だと思います。
その点で、少し自民党の憲法改正草案についてお尋ねをしたいんですが、国家は宗教に立ち入らないと、いわゆる政教分離に関してですけれども、この政教分離を定めた憲法二十条の中に、自民党は今度はただし書を置いて、社会的儀礼又は習俗的行為、これについては政教分離の例外にするというふうに書いておられます。
そこで、この社会的儀礼、習俗的行為、これはどのようなものを指すのか、御説明をお願いしたいと思います。