細野豪志の発言 (文部科学委員会)
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○細野委員 福島のあの東京電力の原発については、廃炉までに四十年ぐらいはかかるんじゃないかという見込みを我々のときにつくったんですね。それもかなり困難を伴う作業だし、なかなか先が見通せません。四十年後というと、我々、福島の未来を見通すことができないぐらいの将来ですね。
その将来を考えたときに、やはり福島を託せるのは、今の幼い子供たちしかないわけです。そこにやはりしっかりとしたものを残すというのは、少なくともこの原発事故を起こした我々の責任だというふうに思いますので、その責任を今の政府としても全うするという意味で大臣にぜひ頑張っていただきたい。今、力強い御決意をいただきましたので、これが予算としてまず形になるということを期待したいというふうに思います。
次に、児童養護施設の子供の教育についてお伺いしたいと思います。
さっきちらっと拝見しましたら私は色がはっきり判別できなかったんですが、大臣、オレンジリボンをつけていただいていますですか。最近、児童養護施設に入る子供のかなりの部分は虐待を経験して、それを理由として児童養護施設に入っている子供がたくさんおりまして、私も、児童養護施設を訪問させていただいたりして、今月が虐待防止月間ということで、ここしばらくバッジをつけております。
ですから、大臣もそのことについては非常に御理解をいただいているものということを前提に聞かせていただきたいと思います。
先日の大臣の御挨拶の中で、こういう表現がございました。大学のところで、「意欲と能力のある学生が経済的理由により学業を断念することがないよう、奨学金事業を初め経済的支援の充実を図る」。意欲と能力のある学生、そういう表現がございました。その表現を聞いていまして、下村大臣は大変御苦労されながら教育も受けてこうして立派に大臣をやっておられるので、大臣だからこそ出てきた言葉だとも思いましたので、期待を持ちながら、いやいや、やはりこれを全うするのは簡単ではないなと思ったのが児童養護施設なんですね。
数字を調べますと、児童養護施設の子供の中で大学に進学している子供の割合は一一%。私の感覚だと本当はもっと低いんじゃないかというふうに思います、学業を全うしているという意味では。一般の高卒の平均が五三・九%ですから、五分の一の数字なわけですね。ちなみに、専修学校も一一%ですから、これも、一般の子供たちと比較をしてもはるかに低い数字ですね。
大臣、これをどう思われますか。子供たちの置かれているいろいろな状況はありますよ。しかし、児童養護施設の子供たちが能力も意欲もなくて行けていないようには私は思えないですね。やはり何らかの問題があって行けていないんだとすれば、厚生労働省の所管ではあるんですが、大臣、ここを言っていただいたのであれば、何らかやはりこういうところについてもう少し目を向けていく必要があるんじゃないか、ここをもっと上げていく余地があるんではないかとそう思うんですが、大臣いかがでしょうか。