安倍晋三の発言 (本会議)

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○内閣総理大臣(安倍晋三君) 佐藤正久議員にお答えをいたします。
 国家安全保障会議の創設の意義についてお尋ねがありました。
 北朝鮮による核・弾道ミサイル開発の脅威、中国の透明性を欠いた軍事力の増強や、我が国周辺海域における活動の急速な拡大、活発化といった懸念事項を始め、我が国を取り巻く安全保障環境は一層厳しさを増しています。
 こうした中で、我が国としては、政治が強力なリーダーシップを発揮し、機動的、戦略的に国家安全保障政策を進めていくことが必要であり、その環境整備として国家安全保障会議を設置することが不可欠であると考えています。本法案を速やかに成立させていただきますよう、各党各会派の御理解と御協力をお願い申し上げます。
 国家安全保障戦略の具体的内容についてお尋ねがありました。
 我が国の安全保障をめぐる環境が一層厳しさを増す中、豊かで平和な社会を引き続き発展していくためには、我が国の国益を長期的視点から見定めた上で、国家安全保障の確保に取り組んでいく必要があります。安倍内閣では、こうした観点から、我が国で初めて外交政策及び防衛政策を中心とした国家安全保障戦略を策定することとしました。
 国家安全保障戦略の具体的な内容は、安全保障と防衛力に関する懇談会における有識者の議論も踏まえながら、今後政府として検討してまいりますが、国際協調主義に基づく積極的平和主義の立場から、世界の平和と安定及び繁栄の確保にこれまで以上に積極的に関与していくとの基本的な方針を踏まえたものとなると考えております。
 対外情報発信に関して、国家安全保障戦略に盛り込むべきではないかとのお尋ねがありました。
 私は、積極的平和主義の立場から、世界の平和と安定、そして繁栄の確保にこれまで以上に積極的に寄与していくとの基本的な考え方や、安全保障政策に関する我が国の取組について、国連総会での一般討論演説を始め、多くの機会をとらえて国際社会に発信してきました。また、外国訪問などに際して、各国の首脳に直接説明し、賛同と期待の表明を受けていると考えます。国家安全保障戦略の策定に当たりましても、御指摘のような点に配慮しながら検討してまいります。
 国家安全保障会議設置の趣旨についてお尋ねがありました。
 国家安全保障会議の設置の趣旨は、私を中心として関係閣僚が平素から戦略的視点を持って審議を行い、政治が強力なリーダーシップを発揮し、政府として国家安全保障政策を機動的、戦略的に進めていくための環境を整備することにあります。
 四大臣を始めとする関係閣僚は、我が国を取り巻く安全保障情勢をしっかり把握しながら、必要となる政策について緊張感を持って審議を行ってまいります。
 情報分野における国家安全保障会議の役割についてお尋ねがありました。
 国家安全保障会議において実質的な議論を行い、また、国家安全保障局において国家安全保障政策の企画立案、総合調整を行うに当たっては、質の高い情報が必要不可欠です。本法案により、各省庁等は国家安全保障会議に情報を提供する義務を負うこととなりますが、会議が求める情報の内容については、国家安全保障局から、各種会議等を通じ、又は随時に、分かりやすい方法で示してまいります。
 以上であります。(拍手)
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発言情報

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発言者: 安倍晋三

speaker_id: 26067

日付: 2013-11-08

院: 参議院

会議名: 本会議