星野剛士の発言 (外務委員会)
⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。
詳細は利用規約をご確認ください。
○星野委員 ありがとうございます。
ぜひ特定の国に今の言葉をしっかりと聞いてもらいたいなというふうに思いますが、次の質問に移らせていただきたいと思います。
次に、米国の世界戦略全般、外交全般についてお伺いをしたいと思います。
オバマ大統領は、昨年の九月十日、テレビ演説で、内戦の激化するシリアへの対処方針を説明するテレビ演説ですね、結びの部分でこう述べております。ちょっと長くなりますが、お許しをいただきたいと思います。
我々の理念や原則、そして安全保障がシリアにおいて危機にさらされている。最悪の兵器が決して使用されないことを追求する世界における我々のリーダーシップも危機にさらされている。米国は世界の警察官ではない。世界ではひどいことが起きており、全ての悪を正すことは米国が持てる能力を超えるものである。しかし、限られた努力とリスクにより、子供たちがガスにより虐殺されるのを防ぎ、よって我々の子供たちを長期的に安全にすることができるときには、我々は行動すべきである。これが米国を他国とは違う国にするものである。これが米国を特別な国にするものであると述べております。
米国は世界の警察官ではないとの極めて重い言及もあることから、ややもすると難解な印象を世界に与えたと思います。
当時を時系列的に追いますと、八月の二十一日にダマスカス郊外における空爆及び化学兵器の使用により多数が死亡したとの報道がありました。同じく八月の三十日、今度はケリー国務長官が、アサド政権が化学兵器を使用したと高い確信を持っている旨発言しております。翌日、八月三十一日、オバマ大統領が、シリア政権の標的施設に対して軍事行動をとるべきであると決定をいたしました。同時に、軍事行動をとるに当たり、議会の承認を求める旨発表をされております。
ここから十日かかるんですね。この十日後の九月十日、今度はロシアのラブロフ外相が、シリアに、化学兵器を国際社会の管理下に移すよう要請をいたしました。シリアのムアッレム外相も、同提案を歓迎する声明を発表しています。
全く同じこの九月十日に、オバマ大統領は、さきに触れたテレビ演説で、ロシアの提案を受けて外交努力を続ける間、採決を延期するよう、議会に、これは連邦議会ですが、要請をいたしました。まさに渡りに船だったのかもしれません。
そこで、お伺いをいたします。
一連の時系列の事実とオバマ大統領の発言を総合的に勘案して、どのように外務大臣は御認識をされているのでしょうか。