阪口直人の発言 (外務委員会)
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○阪口委員 日本維新の会の阪口直人でございます。
きょうは、積極的平和主義という言葉について大臣のお考えを聞きながら、平和に向けて日本としてどのような貢献ができるかということについて、昨今のさまざまな国際情勢における問題を提示しながら考えてまいりたいと思います。
まず、私も少し平和学という勉強をかじったものでございますから、この積極的平和あるいは積極的平和主義という言葉については、いろいろと思うところがございます。
平和学においては、積極的平和という言葉は、消極的平和とセットで、単に国家間の戦争や地域紛争がない状態に加えて、社会における貧困や差別などの社会的構造が生み出す暴力がない状況である、これが、ノルウェーの平和学者ヨハン・ガルトゥングが定義した言葉でありまして、平和学の世界の中ではこの定義が一般的に使われているということでございます。
ですから、積極的平和主義というのは、こうした積極的平和を志向する姿勢について指しているということが言えるかと思います。
一方で、現在の安倍政権は、国家安全保障戦略の基本理念として積極的平和主義という言葉を、二〇一三年十二月十七日に国家安全保障会議及び内閣の閣議で、外交、安全保障の基本方針として決定をいたしました。我が国の安全及びアジア太平洋地域の平和と安定及び繁栄の確保にこれまで以上に積極的に寄与していく、そういった文脈の中で使われております。
ですから、最初に私が申し上げた、平和学における、暴力を生み出す構造的要因をなくしていくということとは異なる意味で、安倍政権はこの積極的平和主義という言葉を使っていると私は感じています。
岸田大臣は、まず、この言葉の定義についてどのように考えていらっしゃるんでしょうか。