阪口直人の発言 (外務委員会)

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○阪口委員 ここは、日本語で言うと全く同じ言葉であるということが生み出す、いわば誤解というか、言葉が同じだからこそ、安易に使ってしまうということがさまざまな誤解を生むケースがあるということには注意をすべきだと思います。
 一方で、これは英語表記で言うと、平和学で言うところの積極的平和はポジティブピースという言葉を使います。外務省などではプロアクティブ・コントリビューション・フォー・ピースということで、使い方が違うんですね。
 ただ、私が本当に気をつけなければいけないと感じていることは、平和学における積極的平和というのは、とにかく、紛争などが生み出す構造的暴力、この構造自体を変えていく、なくしていく、これが大きな目的であるのに対し、先ほど私、平和執行型ということを申し上げましたが、積極的にその地域の安定を求めていく、その中で武力行使も肯定するという方向になった場合、実際には構造的暴力を生み出す要因をつくり出していくことにもつながりかねない。このあたりは本当に心していかなければいけないと私は非常に強く思っています。
 一方で、昨年九月二十六日の国連総会で、安倍総理はこのようにおっしゃっています。積極的平和主義の立場から、PKOを初め国連の集団安全保障措置により積極的に参加できるように図ってまいりますということであります。また、国連の活動にふさわしい人材を我が国はたゆまず育てていかなければいけないと考えています。これは安倍総理のスピーチであります。
 私も、国連の安全保障措置とは何かということを改めて調べてみたんですが、基本的には、平和の脅威となる国への金融措置などの経済制裁のほか、いわゆる武力行使も含まれるんですね。具体的には、例えば、クウェートに侵攻したイラクを撤退させた湾岸戦争の多国籍軍、これなどは国連による安全保障措置であるとされています。まさに、こういった武力によるさまざまな措置、武力行使また経済制裁というのは、これは本当に構造的暴力を生み出す要因をつくり出しかねないと思うんです。
 このあたり、大変矛盾しているように思うんですが、大臣はこの点についてはどのようにお考えでしょうか。

発言情報

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発言者: 阪口直人

speaker_id: 9238

日付: 2014-03-28

院: 衆議院

会議名: 外務委員会