阪口直人の発言 (外務委員会)
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○阪口委員 日本維新の会の阪口直人でございます。
本日は、原子力協定、また台湾の問題、さらにミャンマーやウクライナの問題など、多岐にわたって質問させていただきたいと思いますが、より成熟した民主主義の社会はどうあるべきか、また、前回質問させていただいた、積極的平和主義の視点から日本としてどのような対応をすべきなのか、そういったテーマに沿って質問させていただきたいと思います。
まず、この週末なんですが、私、党内の有志とともに台湾に行ってまいりました。今、学生が中心になって、中台サービス貿易協定に反対するデモを行っておりまして、立法院、国会を占拠、まさに我々が視察をした日は、五十万人とも言われる大勢の方々が抗議活動を行っている日でございました。
私たちも、国民党、民進党の関係者、また政府、そして学生のデモへの参加者などにヒアリングを行って、この状況についての理解を深めたい、そういった思いで活動してまいりました。
簡単に説明すると、これは、中国側が金融や医療などの八十分野を、そしてまた台湾側が運輸や美容などの六十四分野を開放する協定で、昨年六月に中台間で調印はされたものの、議会での審議を行わなかったこと、また、野党の要求で見直しを行ったものの、時間切れを理由に審議を強引に打ち切ってしまった、こういう手法と、このサービス貿易協定が通ってしまったら、中国の大きな力にのみ込まれてしまって、台湾の社会や経済が破壊されてしまう懸念、また一方で、少数の資本家が多くの農民や労働者、また中小の工業者をのみ込んでしまう、そういう階級闘争としての側面もあるということも感じたわけでございます。そういった状況を懸念して、学生たちが、台湾の未来を奪う、生存権をかけた闘いという、そういった思いで活動しておりました。
私が大変驚いた、また感銘を受けたのは、とにかく学生たちのマナー、モラルが非常に高いんですね。国民がそれを本当に懸命に後押ししている。学生たちも軽い乗りではなくて、例えば、デモの会場でも一生懸命勉強している、大学の先生が出張でそこで講義をしているような様子もありました。また、全土から無料のバスが出て、学生たちあるいは市民たちを会場に送る、そういった役割を果たしていたり、また、シャワーを提供する、食事や医療を提供する、また、弁護士の方々が法的な根拠をしっかりと担保できるようなサポートをする、そういった活動、国民全体が学生を後押ししている、そういう様子を見ることができました。
一方で、リーダーの視点に立てば、まさに民主主義のコストに直面をしているということだと思います。強いリーダーシップでスピード感のある対応をしたいという思いはあるでしょう。しかし、国民を説得する力も必要であるということを、恐らく馬総統も今実感をしているのではないかと思います。
さて、大臣にお聞きしたいと思いますが、こういうデモという手法について、そもそもどのようにお考えでしょうか。