谷垣禎一の発言 (決算行政監視委員会)
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○谷垣国務大臣 ヘイトスピーチと言われるようなものもいろいろなものがございまして、法律的に定義がこうというわけではありませんけれども、今委員がおっしゃったように、特定の国の人を挙げて、出ていけだとか殺せだとか、まことに聞くにたえない言論が一部で横行していることを私は大変憂慮しております。
こういう言動が、何というんでしょうか、人種差別意識といいますかそういうものをあおり立て、人々の不快感も大きくさせる。やはり、安心して暮らせる社会、成熟した社会というのとは矛盾すると私は思います。
それに加えまして、私が強く思いますのは、日本人は、いつの間にか、おおらかな自信がなくなってしまって、そういう、人を攻撃することによってしか自信というか自分のアイデンティティーが保てないような、そんな情けない存在になってしまったのかというようなことを私は感じます。
もっと日本人はおおらかな自信を持たなきゃいけない。日本は、目を開いてみれば、歴史でも、今日本がやっていることでも、おおらかな自信に値することが幾らでもある。
例えば、武井さんが、日本というか自分のふるさとでもいいですよね、宮崎牛はうまいぞと言うのは私は当然だと思います。宮崎牛ですき焼きをやったらうまい、そこに、丹波人である私が同調して、おお、秋になったら丹波のマツタケをそのすき焼きの中にぶっ込んだらうまいぞ、こういうような話は幾らやってもいいんですけれども、私は、日本人、もっと自信を持てと言いたい。
そこで、では、ヘイトスピーチが法的に何が問題かというと、これは実はいろいろなことがありまして、一概に言いにくい。ただ、私は、こういうことが、決していろいろな人権問題というだけじゃなしに、非常に憂慮すべきものだということは、この委員会でもたびたび発言してまいりました。
やはり、こういうことに対しては啓発活動も必要だと思います。したがいまして、私のそのような発言等々は、法務省のホームページにも掲載をいたしまして、周知を図るということも始めましたし、それから、全国の法務局やあるいは地方法務局でも、中高生を対象としたいろいろな人権教室など、さまざまな機会に、外国人の人権に関する積極的な啓発活動を実施しております。また、ネットの上でも、法務省のホームページで外国人の人権に関するホームページというのを新設いたしました。
機会を捉えて啓発活動を法務省としても取り組んでまいりたいと思いますが、やはり根底にありますのは、日本人よ、おおらかな自信を持とうぜという呼びかけをもっともっとやってまいりたい、このように思っております。