近藤洋介の発言 (内閣委員会)
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○近藤(洋)委員 官房長官、ありがとうございます。
今の御答弁の中で、一体改革という言葉を九回使っていただきました。数えたんです。
これは全く聞こえなくなってきたんですね。まさかと思うんですけれども、民主党政権下で行ってきたことを、政権がかわったんだから新しい気持ちでやりたいという気持ちは、これはよくわかります。我々も政権をとったときにはそういう思いでありました。
ただ、この税と社会保障の一体改革は、自民党と公明党と民主党、三党で決めたことでありますから、これはやはり大事な言葉であるし、大事な方針である。言葉は大事でございますし、ぜひ総理のお口からも、事あるごとに税と社会保障の一体改革という言葉を、その必要性を繰り返し言っていただきたい。
ちょっと気になるのは、あれは党首討論のときでしたか、他党の党首との討論、渡辺喜美党首との御討論でしたけれども、そのときに安倍総理が、税と社会保障の一体のことについて、当時私は、うらぶれた野党の一議員といったような言葉だったかと思いますが、いずれにしろ、野党のただ一議員であったから、この政策にはかかわっていなかったといった趣旨の御発言を党首討論でされていたのを私は記憶しております。
しかし、この大きな方針は政治としての判断でありますし、この税と社会保障の一体改革という言葉をぜひ官邸からも、総理みずからの言葉でもおっしゃっていただき、また、今、官房長官が九回も御発言いただいたように、何度も必要性を訴えていただきたい、こう思うわけであります。
さて、本論に移ります。
参考人を今回の質疑でお呼びして、それぞれ、京都大学のiPS研究所の山中先生、また慶応義塾大学の医学部長、さまざまな先生からお話を伺ったのですが、その際に大変貴重な御意見をいただいたのですけれども、こういう言葉がございました。医療技術の分野において、日本は、生みの親にはなるんだけれども、その技術を実用化させて世界に広げる育ての親にはなっていないという御指摘がございました。その最大の要因は、臨床研究が劣勢に立たされているからであるという御指摘でございました。
確かに、臨床研究の大規模化や、大変複雑になってきているという中で、日本の拠点整備は大きく出おくれているという気がいたしますし、国際化にもややおくれた感がある、こう認識しておるわけであります。
そこで、この法案の担当大臣として、臨床研究の体制整備の重要性、特に私は、急ぎやるべきだ、こう思うわけであります。
この法案は、大きな方針を決めるということでありますけれども、私どもはここに、臨床研究についてはある程度年限を区切って体制を整備すべきではないか、こうも考えておるところでございまして、与野党間で協議をして、一定程度、例えば三年という期限を区切って臨床研究の体制整備を急ぐべきだという修正も現在用意をしておるところでありますが、この臨床研究の緊急性についてどのようにお考えか。
また、臨床研究、治験において特に重要なのは、一つには国際的な共同研究の取り組みだろうと思うんですね。大きな開発になればなるほど、アジア諸国や欧米の病院機関との連携について一段と強化する必要があろうか、こう思いますが、担当大臣としてどうお考えか、お答えをいただけますでしょうか。