吉田泉の発言 (文部科学委員会)
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○吉田委員 帰属収支という計算をするわけですけれども、本来ですと、この中から次の設備投資に回すお金を蓄えなくちゃいけませんので、プラス一〇%ぐらいが欲しいところだというのが基準になっているようですが、今のお話ですと、帰属収支が赤字になっているという学校が三五%ですから、もう三分の一ぐらいがそういう状況だということだと思います。
そういう意味で、日本全体の私立大学が大変厳しい収支状況になっているというふうに理解をいたします。
さて、今後ますます子供の数が減っていくという状況であります。十八歳の人口を見ますと、今後十八年で二割ほど減る。これはもう確定しているわけですよ。この十八年間に生まれてきた子供の数があるわけですから、二割減るということが確定しております。
そういう環境の中で入学者数というのを私学全体のために維持しようとしますと、大学の進学率というものを、大体二割ぐらい今度はこっちは上げないと全体として進学者数を維持できない、確保できない、こういうふうに考えます。
そういう意味では、進学率というのが、私立大学の今後の経営を占う上で一番大きな要素になるように私は思いました。
OECDの資料というものがございます。それを見ると、日本の大学の進学率というのは、かつてと比べると随分上がってきたわけですが、それでも今の五一%というのは、OECDの平均六二%に比べると、高いとは言えないというのが日本の政府の評価であります。
確かに、その資料に出ているよその国を見ますと、オーストラリアは九六%の進学率がある、アメリカは七四%だ、イギリスは六三%、そういうところに比べると、日本は五一ですから、相当に低いという印象を持ちます。
どうして日本の進学率が低いのか、その原因をどう見ておられるのか、副大臣にお伺いしたいと思います。