郡和子の発言 (法務委員会)
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○郡委員 今伺った範囲でも、これは死因究明に関する統一基準がほとんどないということをおっしゃったんだろうと思います。
冒頭申し上げた検討会の報告の中に、政府において、検案や薬毒物検査、死亡時画像診断その他の検査、遺族等への対応の取り組みの参考となる指針を策定、提示するとともにというふうにありますので、この点は必ずしっかりと実現していただきますように要望したいというふうに思います。
次は、法歯科学についてお尋ねをします。
死因究明と身元確認というのは表裏一体の関係だというふうに思っています。我が国で身元不明遺体というのが多くて、そのほとんどは死因がわからないというような状況なわけです。死因究明は、警察が行う周辺の調査などで、また大学などの法医学的調査の両輪でやっていくわけですけれども、身元が、そもそも誰なのかわからないということであれば、それらの調査というのはできないわけですよね。したがって、身元を解明するということが重要だというふうに思っているわけです。
例えば、溺死の御遺体が上がった、直接の死因は溺死であろうというふうに判断をされても、事故か自殺か、あるいは他殺か、これらは、その人の身元がわかった上でどういうような背景があったのかということがわからなければ、確実な死因究明ができないわけです。そこで、身元確認というのは重要であるという認識を持っているわけです。
この身元確認の科学的な方法としては、歯について重要だというふうに思っているし、それから指掌紋、指紋、それからDNA等々挙げられますけれども、日本はどうも、顔つきがこの人で間違いありませんか、顔貌で間違いありませんか、それから、着ているもので、あなたの知り合いのこの方のもので間違いありませんかといった、主観的な要素に頼るところが多いわけですけれども、そろそろこの習慣というのは変えていってもいいんじゃないだろうかというふうに思っているわけです。
今申しましたように、例えば歯等の形で個人を特定していくということ、これを進めていくことが重要だというふうに思うわけですけれども、法歯科医と言われる専門家というのは我が国にどれぐらいいるのか聞いてみましたらば、ああ、そうなんだとびっくりしましたけれども、二十人ほどだそうです。講座を持っている大学というのも少しふえたというふうに聞きましたけれども、八大学だそうで、東日本大震災のときにも地域の歯科医師さんに御協力をいただいて、大変御苦労いただいたわけですけれども、いわゆるボランティアの警察歯科医の皆さんというわけで、この状況もお寒いなというふうに思いました。
文科省に改めて伺いますけれども、専門的な法歯科医を養成すること、これは喫緊の課題と思いますけれども、どう対策をとられますか。